どんどん橋、落ちたのあらすじ・作品解説
どんどん橋、落ちたとは作家の綾辻行人による推理小説であり、1999年10月に講談社から単行本が発行され、2002年10月には講談社文庫より文庫版が発行された。 本作品には悲劇的な結末が特徴的な「伊園家の崩壊」を始めとした5つの短編が収録されており、どれも一筋縄では解く事が出来ず、手に汗握る展開や奇抜なトリックなどが多くの読者から支持されている。 本作品の作者である綾辻行人は1987年に講談社ノベルズから発表された「十角館の殺人」で作家デビューを飾っている。この作品は作者が在学中に発表され、本格派ミステリーとして話題を集めた。 1991年に講談社より発表した推理小説「時計館の殺人」ではストーリー構成やトリックが多くの人に高く評価され、日本推理作家協会賞長編部門を受賞した。 2015年時点で数多くの作品を発表しており、シリーズ作品である推理小説「館シリーズ」は多くの読者から高い支持を得ている作品である。
どんどん橋、落ちたの評価
どんどん橋、落ちたの感想
星...
「どんどん橋」という名前の橋が落ちたのか?「どんどん=いっぱい」ということで、多くの橋が落ちたのか?「どんどん」という表現が多くの意味を含んでいそうで、ボクは好きです。内容は、全5編の短篇集。謎解き要素満載の作品でした。しかーし、全体的には面白くない!!!!実際、賛否両論ある作品ですが、思っていた以上に面白くない!!!!!謎がわかったときの反応は、「へー」「そうなん」「やっぱりか」など、驚きはかなり少なかったです。ただ、作者の苦悩が詰め込まれた作品として見れば、少しは面白いかなと思います。「星....1つ!!!!」です。
フーダニットに焦点を当てた短編集
実は綾辻行人さんの小説を読むのはこれが初めてだったりする(苦笑)。初めてにしてはすごいものを手に取ってしまったな、と。犯人当てに重きをおいた短いお話がこれでもか! というほど詰め込まれている一冊。ちょっとこれは行き過ぎなのではないのか? と思わせられるパロディがあったり、他の推理小説家さんたちの名前がそこかしこに使われていたりして、どちらかというとおふざけな色合いが濃い。そういう意味では読む人を選びそうだな、と思う。自分は推理小説を読む時は、あまり推理せず、ラストの謎解きで驚かされるのが好きなので、方向性が違ってそんなに楽しめなかった。綾辻さんの筆の巧さやユーモアのセンスはいいなぁと感じさせられたので、ほかのを試してみたい。