努力したって届くとは限らない。大事なのは努力することではなく、正しく努力することだ。
夏目吾郎
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半分の月がのぼる空とは、橋本紡が書き、2003年から2006年までにアスキー・メディアワークスから発行した全8巻からなる恋愛小説である。 不治の病に侵され入院している少女・秋庭里香と、同じ病院に肝炎を患い入院をした主人公である少年・戎崎裕一の出会いから始まるこの恋愛は、いつか終わりの来る日常を描いている。舞台は、作者の生まれ育った三重県伊勢市であるが、実際とは多少異なる。本作中には、様々な文学小説が登場し、主なものでは「銀河鉄道の夜」や「ピーターラビット」などがあげられ、ストーリーに大きく影響し、主人公と少女の関係を縮める役割も果たしている。アニメ化もしており、アニメはポニーキャニオン製作の全6話で完結している。2015年時点では、DVD-BOXは生産終了となっており、再生産の予定はない。漫画にもなっているが、2015年時点で2巻までしか出ておらず、連載も中止されている。 監督・深川栄洋による映画化もされており、実際に三重県で撮影が行われた。
「半月がのぼる空」でもよかったのに、もっと言えば、「月がのぼる空」でもよかったのに、あえて、「半分の月がのぼる空」にしてるあたりが、ボクは好きです。なにか想像を掻き立てられます。男(登場人物)のいる高校に女が編入した。ずっと病院の中で過ごしてきた女は、高校生活を楽しんでいた。そして、惹かれあっていく2人。定番!!!!!!!!!でも、青春で、ボクにとっては眩しくて、直視できない作品でした。恋愛が主の作品はめちゃくちゃありましが、この作品はその中でも「眩しい」僕にもこんな青春時代があったらなーと思った作品です。
男の子と不幸な女の子との恋愛。なんて過去から数多くの作品が書かれてきている定番テーマだと思います。本作はライトノベルとして執筆され、大変人気を博しました。また、アニメーションやドラマCDにもなり、私はどれも楽しませてもらいました。それでも私がこの作品を好きなのは、言葉の端々に現れる地方感のおかげです。東海地方の田舎出身としましては、この作品に流れている空気感がとても心地よく、切ないものに感じられます。少年少女の恋愛模様だけではなく、周りの大人たちの葛藤も、人間味があって、じんと来るものがあります。始めて読んだ中学生の頃か時は経ちましたが、今でも大好きです。
友人のオススメということで手に取った作品。面白い面白くないっていうか、、どこを取っても普通なお話で、どこがそんなにオススメポイントなのかさっぱり分からなかった。これが雑誌掲載時に読者アンケートで一位取ったっていうのがどうも受け入れにくい。もっとも、突き詰めれば個人の好みの問題で、私がもっととがった小説が好きなだけかもしれないけれど、、それにしたって、、、(汗)。冒頭で、これはどこにでもある普通のお話、というような注釈が付いているのもなんだか言い訳めいているような気すらしてしまう。主人公に当たりが強いヒロインも、ありがちな感が拭えない。オーソドックスなツンデレ、という感じ。読みやすい平易な文章でそこは一般的に好まれそうな感じはあるんだけど、もうちょっと何か欲しいと思ってしまう。
よみがな:えざき ゆういち ニックネーム:サンマン 年齢(作品時):17歳 性別:男 国籍:日本 性格:様々なことを考えすぎる性格をしている 特徴:思い立ったことはすぐ行動する 趣味:プロレス 特技:プロレス 物語上での目的:ヒロインとのラブストーリー
夏目吾郎
主人公の境遇と自分の境遇をかさね、その時の後悔や記憶から主人公とヒロインの中を妨害します。だが、物語が進むにつれ、主人公を認め、進むべき道を示すためにかけた言葉。