おじいさんのランプの評価
おじいさんのランプについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
おじいさんのランプの感想
馴染みのあるお話です。
蔵からランプを持ち出した少年に、おじいさんがむかしランプに魅せられランプ屋さんになり、電気の到来とともに、ランプ屋をやめ、本屋さんになるまでのむかし話を聞かせる、というお話です。私はこの作者と同郷で、近所の公園に、この本の石碑がありました。むかしは気にも留めてなかったんだけど、結婚し、地元を離れてから、実はどんな話だったんだろうと気になって読みました。地名に地元の名前がたくさん出てくるから、余計に親近感をもってよめました。何事も、このおじいさんのように熱意をもって頑張らなければ、いろんな角度から考えなければ成功はないのだと思いました。また、電気の到来とともにランプ屋もやめる・・・引き際も絶妙でした。私はだらだらとやめられない方なので、引き際を見誤ってはいけない、と改めて思いました。