チェリーの評価
チェリーの感想
少年と老女のラブストーリー…らしい。
美しい黄緑色の表紙が気になり、手にとった本です。野中ともそさんの本は初めて読みました。内容的には、児童文学なのでしょうか…どぎつい描写は無いですし。でも、13歳の中学生のショウタ(帰国子女・日本在住)と、アメリカに住むショウタの伯父の持ち家に居座るモリーという老女のラブストーリー…という内容には驚きました。きっと、隅田ナエも、とっても驚いたから、きつい言葉をショウタに投げたのだと思って、隅田ナエをかわいそうに思いました。話の中では、それほど重要人物でないけれど、ショウタが全面的に悪いなあと、その2人の関係性では思いました。モリーの内面は、妖精か、精霊のようで、とても素敵な人だなと思いました。モリーの作る、チェリーを使ったお菓子達…とっても美味しそうで、心が奪われます。完全ではないけれど、そのレシピが失われる事が無くて、良かったです。