赤と黒のあらすじ/作品解説

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赤と黒

4.004.00
文章力
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演出
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赤と黒のあらすじ・作品解説

「赤と黒」は、1830年刊行の、スタンダールの小説である。 ナポレオンの失脚後、1815年から1830年にかけてのブルボン朝復古王政時代における貴族社会の腐敗ぶりを、貧しい木こりの子として生まれたジュリアン・ソレルという主人公の復讐劇を通して描いた、フランス文学の傑作である。 小説のタイトルについては、赤は軍人の服の色を現わし、黒は聖職者の服の色を現わしていて、軍人と聖職者になって貧しい身分からの出世を試みた主人公を象徴しているという説がある。また、ルーレットの盤上の色を現わしていて、主人公のイチかバチかの人生を象徴しているという説もある。 1830年には7月革命が起こり、復古王政は崩壊することになるが、階級闘争を通して人物を描写するという本作品の手法は、リアリズム小説という新しい分野を開拓することとなった。 1928年と1954年には映画化され、1993年と1997年にはテレビドラマ化もされている。

赤と黒の評価

総合評価
4.004.00
(1件)
文章力
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
4.504.50
設定
4.004.00
演出
4.504.50

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赤と黒の感想

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赤と黒の登場キャラクター

シャルルドボーボワジ

ジュリアンソレル

赤と黒の名言

かげろうは朝水中から羽化して夕方には死んでしまう あと数時間生きていれば夜を見られただろう…僕は愛を知らぬかげろう あと少しこの女性と暮らせる時間があれば… 僕にも理解できたかもしれない 愛を!

ジュリアンソレル

自分の出世を拒もうとした元彼女を、銃で殺害しようとした罪で死刑になる主人公。死刑になる直前に本当の愛に気づいたシーン

恋する男女は相手の心がわからないと苦悩するが… 同じ人間なんだよ 男心は女心 嫉妬させればいいのさ

シャルルドボーボワジ

ジュリアンが恋の悩みに相談に来たときに、アドバイスをするシーン

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