家守綺譚の評価/評判

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小説レビュー数 3,368件

家守綺譚

4.754.75
文章力
4.75
ストーリー
4.63
キャラクター
4.63
設定
4.63
演出
4.75
感想数
4
読んだ人
5

家守綺譚の評価

家守綺譚についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。

総合評価
4.754.75
(4件)
文章力
4.754.75
ストーリー
4.634.63
キャラクター
4.634.63
設定
4.634.63
演出
4.754.75

各項目の評価分布

総合評価

4.754.75
5.0
2
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

文章力

4.754.75
5.0
2
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

ストーリー

4.634.63
5.0
2
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

キャラクター

4.634.63
5.0
2
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

設定

4.634.63
5.0
2
4.5-4.9
2
4.0-4.5
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3.5-3.9
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3.0-3.4
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2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
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1.0-1.4
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演出

4.754.75
5.0
2
4.5-4.9
2
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
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2.5-2.9
0
2.0-2.4
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1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

家守綺譚の感想

平凡でいることの難しさ

俗物な主人公と超然とした高堂たぶん、読みおわって、皆不思議に思うと思う。なぜ主人公は葡萄を食べず、高堂は食べてしまったのか。なにかと迂闊で能天気な主人公のほうがうっかり手をだしそうで、いつも冷静で神経質そうな高堂のほうが、下手なことをしなさそうだ。ただ、高堂には少々鼻がつくところがある。主人公を俗物あつかいして小馬鹿にし、あやかし関連のことに、いちいち目を白黒させる主人公を尻目に、たかがそんなことで、というように涼しい顔をしている。たしかに、知識の深さも見識の広さも高堂のほうがあるし、自分で誇ってもいるのだろう。にも関わらず現世では、満たされなかったのかもしれない。主人公が湖の底に行ったとき、葡萄をすすめてくれた人がこう言っている。ここにいればいいと。心穏やかに、美しい風景だけを眺め、品格の高いものとだけ言葉を交わして暮らして行ける。何も世俗に戻って、卑しい性根の俗物たちと関わりあって...この感想を読む

4.54.5
  • オコネオコネ
  • 437view
  • 2857文字
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