ヒトヒトリフタリのあらすじ/作品解説

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ヒトヒトリフタリ

4.504.50
画力
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ストーリー
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キャラクター
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ヒトヒトリフタリのあらすじ・作品解説

ヒトヒトリフタリは、高橋ツトムの漫画作品で、週刊ヤングジャンプ誌上にて2011年49号から連載を開始、2013年35号で終了、単行本として全8巻を刊行している。 今作品は、霊界の学校をサボっている少女の霊・リヨンが校長の指示により、人間の守護霊になる修行を命じられてしまうのだが、リヨンが守護霊となったのは日本の内閣総理大臣で、余命1年半の人物であった。 霊界の最下層ゾーンに位置する幽界の学校。教師が輪廻転生やそれに伴う記憶の有無について授業しているのだが、リヨンの姿が見えない。リヨンはガン爺とオセロに興じていると、校内を見まわっていた教師が訪れ、校長が呼んでいると告げる。ゴン爺はリヨンに輪廻転生する番が来たのだろうと言う。 校長室でのこと、校長はリヨンが授業をサボり魂を磨く作業を怠っているとして、現世に降りて守護霊になることを命じらた。守護霊はその人間が生きてる限り守護し続けないといけないため、リヨンが不満を口にするが、修行の一言で相手にされない。ある部屋に連れて行かれたリヨンは無数に並んでいるカードの一つを選び、寿命を確認すると1年半だった。そのカードに記載されている名は春日壮一郎。

ヒトヒトリフタリの評価

総合評価
4.504.50
(1件)
画力
5.005.00
ストーリー
4.504.50
キャラクター
5.005.00
設定
4.504.50
演出
5.005.00

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ヒトヒトリフタリの感想

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一人から二人へ

護霊の世界と現世本作は転生待ちの幽霊が、修行として現世に生きる人の守護霊をするという話である。この発想だけ描かれたマンガは少なくない。その内容がコメディであったり、恋愛ものであったり、悲哀な物語だったりと内容は様々だろう。しかし本作の主人公は2011年の内閣総理大臣で、作品のメインとなるのは政治と福島原発の話となっている。東日本大震災及び福島原発事故は我々日本人にとって近年最もショッキングな事件で、被災後の政治と生活が見直される事となった。報道などを介し、個人と政治との関係性について改めてその複雑さを目の当たりにした者も多いと思う。本作をはじめて読んだ時は、守護霊の少女が「ガン爺(ガンジー)」とオセロをしていたり、あの世に学校があって輪廻転生について勉強する場があったり、守護霊として憑く相手が内閣総理大臣だったりと、コメディ色の強いマンガかと思ったが、読み進めていく内に重い内容であることが...この感想を読む

4.54.5
  • AsahiAsahi
  • 545view
  • 4756文字
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