人形宮廷楽団のあらすじ・作品解説
人形宮廷楽団は、天使禁猟区で知られる由貴香織里原作の少女漫画で、ルードヴィッヒ革命の連載後、2008年から2010年にかけて別冊花とゆめにて連載され、単行本としては白泉社から全5巻・全18話が刊行されている。作者特有のゴシック調の世界観にふさわしい洗練された絵に定評がある。ストーリーの進行は同作者の伯爵カインシリーズと類似する部分が随所に見受けられる。なおタイトルの”人形”はフランス語の”ギョニール”と読む。音楽を主題としており、話数表示は音楽の作品番号を表すOp.(オーパス)で表されている。韓国でも翻訳版が販売されている。登場人物の名前はみな鉱石にちなんでいる。 感染すると人形のようになり、人々を襲い始める奇病・ガラテイア症候群が蔓延する世界が舞台。そこには罹患者とその町の人々を癒やして周る宮廷楽団がいた。そこで楽団が出会った少年・エレスをひょんなことから楽団の一員に加えて物語は進んでいく。
人形宮廷楽団の評価
人形宮廷楽団の感想
まるでゾ〇ビの蔓延る世界です。
感染すると「人形」になるという奇病が流行っている世界で、それを退治?している宮廷楽団がありました。学長は性別不明に見える・ルチルと悪面バイオリニスト・琥珀、そして大きく寡黙なチェロ奏者・グィンデルの三人です。途中の町で拾った?ピアニストの少年エレスも加わって4人での旅になっていくのですが、エレスを除いて皆強いです!歌も演奏も完璧で、奏でれば人形が一時動きを止めるようです。慰問の旅と称して各町を回っているのですが、ある町では人形への感染率が70%超えれば、神雷といって女王からの裁きが下され町は消え去ってしまいます。ルチルはそんな宮廷のやり方が気に食わないようで憎悪を向けていました。そんな宮廷にいてはどんな歌も届かないだろう…と。ある町でスパイとして潜り込んでいたスピネルという少女も、ルチルと力を合わせて人形退治するのですが、今後もっと絡んできそうです。あ。エレスは少年に見えますが…実は少...この感想を読む