東京日記 2 ほかに踊りを知らない。の評価
東京日記 2 ほかに踊りを知らない。の感想
本当の事率五分の四の、日記風読み物です。
2004年3月から、2007年2月の間の、日記風読み物です。本当の事率は、五分の四です。日記なのに、すごく素敵なショート・ショートを読んでいるような気分になります。著者が唯一知っている踊り…が気になり、読むと、さすが、「東京日記」だなあ、と思ったのです。壊れた電話の横で、本当に踊っていたかは不明ですが、なんか面白いなあ、と。近所の赤ちゃんの「おことば」が、いちいち面白かったです。だんだん赤ちゃんじゃなくなっていくのが、嬉しくもあり、寂しくもあり、という所でしょうか。今のところ、3まである「東京日記」の中で、これが一番面白かった気がします。本当の事と、嘘が、ちょうどいい配合なのかもしれません。