耳なし芳一からの手紙のあらすじ/作品解説

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耳なし芳一からの手紙

4.704.70
文章力
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ストーリー
4.50
キャラクター
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設定
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演出
4.50
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耳なし芳一からの手紙の評価

総合評価
4.704.70
(1件)
文章力
5.005.00
ストーリー
4.504.50
キャラクター
5.005.00
設定
4.504.50
演出
4.504.50

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耳なし芳一からの手紙の感想

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一見陰惨なミステリーと思い切や、ドタバタコメディ的作品

とにかく登場人物か「濃い」内田康夫氏の作品は、個々のミステリーでも比較的キャラの性格付けがしっかりされていて、特に浅見シリーズではヒロインの個性や、出てくる地方の刑事の個性のインパクトが強い。非常に印象に残るキャラもいるせいか、他の作品にも登場するキャラも多く、作品同士で相関があったりするのも面白い。「耳なし芳一からの手紙」は、タイトルからして陰気なムードだし、プロローグからして、終戦後朝鮮半島から帰国する苦労の人々の様子が描かれており、一見して真面目な歴史ミステリーを彷彿とさせる。しかし、一変序章の「果奈の出発」以降、殺人も当然絡んでくる展開なのに、この作品はドタバタコメディのような明るさが一貫してある。まるで西村京太郎氏の鉄道ミステリーを思わせるような車中での殺人と思われる事件に居合わせた、浅見と、漫画家志望の果奈、自称ヤクザでヒットマンの高山。事件の被害者でない人物がヒロインなの...この感想を読む

4.74.7
  • tamamatamama
  • 309view
  • 3133文字
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