生きるとは、自分の物語をつくることの評価
生きるとは、自分の物語をつくることの感想
物語にしか生きられない人間
物語を作る意味対談の中で、普通に生きている人も物語を作っていると言われていて、でも、ぴんとこない人が多いと思う。物語を作るというと、作家などが創造的にすることだと思われるからだ。そんな芸当は自分にできないと思うかもしれないが、逆にできないと、人は一歩も踏みだすことができない。たとえば、人が一歩踏みだすとき、着地点の床は動くことなく、そこにあって、自分の体重を支えてくれるものと疑わない。この世界にあって、床はそういうものだという想像をする、というより、決めつけるわけだ。その床がどうなっているか、検証したり実験して確かめたりしない以上は、分からない。床がぬけるかもしれないし、足が飲み込まれてしまうかもしれない。それが分からないままでは、踏みだせないし、かといって、一歩一歩足を出すたびに、着地点の床を調べていたら、きりがない。だから、根拠なく床は大丈夫と思いこみ、いちいち調べる手間を省いて、...この感想を読む