ショート・トリップの評価
ショート・トリップの感想
超短編集
毎日中学生新聞に掲載された作品の本。バラエティに富んだ内容が48編入っている。「おお!」「くすっ」「???」などなど、さまざまな感想を持った。"ちょっとした話”というものがどんどん出てくる森さん、すごい。作家の頭の中には、こんなにもたくさんの引き出しがあることに感心した。日常の何気ないシーンだったり、膨らませていけばドラマになるような話だったり、想像の世界だったり。作者らしい、気軽にぱっと読めるような作品である。「ゆるーーーい」と一言で終わらせてしまうこともできるかもしれないが、こんな短編集をだらーんと読む時間もよいではないか。カフェで時間つぶしに読むのもよし、半身浴中に読むもよし。