どこかで読んだか観たかしたような話
壮大な設定の始まり方ではあるが冒頭からめまぐるしく展開し、そのスピードに乗せられて勢いよく読んでしまう。NHKという実在のグループを出す以上、そういったこと(似たことにしても)あったのかとも思い、そしてそこから広がる話は映像的でスピード感があり、どんどん物語に引っ張り込まれていく。この作品は簡単にいうと産業スパイものになるのだと思う。物語で書かれている様々な設定が、映画でいえば「ミッション・インポシブル」とか「ナイト・アンド・デイ」とかそういう作品を髣髴とさせるところがある。かといって主人公である鷹野がトム・クルーズかといえばちょっと違う。そのあたりの違和感がこの作品の評価にもなるので、そういったことをゆっくり書いていきたいと思う。物語のはじめの舞台はベトナムでそこで、様々な人物が登場してくる。それらは全て脇役でなく、後々まででてくる主要人物である。それらがはじめに皆出てき過ぎな印象も...この感想を読む
1.51.5
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