愛の夢とかの評価
愛の夢とかの感想
短編集
7つの短編集です。 最初の「アイスクリーム熱」は、本当に短くて えっ?これで終わり?とびっくりしましたが、他は普通の短編の長さです。地震の後に書かれたようで、大地震後の生き方みたいなものが 作者の中でテーマになっているのかなあ と思います。文章は、とても綺麗で流れるようにつづられているので、読みやすい。わたしは、こだわって一から作り上げた家を出て行くことになった後も、その家に執着する女性を描いた「お花畑自身」という話が一番好きです。「十三月怪談」は、ちょっと話のつながりが理解できず、考えれば考えるほど、混乱してしまいましたが、そういう感覚は面白いと思います。