そら頭はでかいです、世界がすこんと入りますの評価
そら頭はでかいです、世界がすこんと入りますの感想
愛読書
川上未映子の随筆集、というか、ブログを書籍化したもの。もう何年も、何回もよみなおしている愛読書。大阪弁で話をするように綴られる言葉は読みやすく、クセになる。サボテンのサボコや、母、斎藤くんなど登場する人々についてもおもしろい。統合失調症を思わせるようなエピソードも書かれている。ひとつひとつが短く、読みやすい。通勤中やトイレなどで時間つぶしに少しずつ読むといいと思う。一気にまとめて読み切る必要はない。まっすぐで、ひたむきな姿はどんどん読みたくなる。ブログはあまり読まないという人もぜひ読んでみてほしい。これはブログではなく、文学だ!