ヒトラー 〜最期の12日間〜の評価
ヒトラー 〜最期の12日間〜の感想
ヒトラー~最後の12日間~
ヒトラーとの出会い誰もが知っているドイツのヒトラー。独裁政治、ガス室、無情な惨殺など彼のことを描いた作品は多くあると思います。私がヒトラーを知ったのは「アンネの日記」からでした。当時学校の読書感想文の推薦図書としてあげられており、母親からすすめられた1冊でもありました。そこからヒトラーの行ってきたユダヤ人迫害について興味をもち、ヒトラーを題材とした映画をいくつか見てきました。ヒトラーといえばユダヤ人に卍のマークをつけさせ、利用できる施設を制限したり、迫害を行ったことでしょうか。戦争が激化するとユダヤ人への迫害はさらにエスカレートし、強制労働をさせたり、見つけ出しては収容所へ送り、年寄りや女、子供は風呂に入れてあげるといってガス室に送り大量虐殺を行いました。ユダヤ人をかくまった者へも罰がくだされ、密告するとお金がもらえるので裏切る人も少なくなかったでしょう。ヒトラー側からの目線で描かれた...この感想を読む
恐怖の天才的政治家と秘書の12日間
総統官邸とドイツ連邦議会議事堂の距離覚えている限り好んでドイツ映画を観たという記憶は無い。youtubeで見かけたパロディには笑えたが、この映画にもそれほどの関心はなかった。というのも、日本では歴史解釈の偏りが見直されはじめ、むしろ勢いが付きすぎて右傾化しているとまで言われているのに、日本と比べ戦後処理に成功したと評されるドイツでは、未だにアドルフ・ヒトラーによるナチ党政権下の史実が禁忌とされていると聞いたことがあるからだ。そんな表現の不自由な国の歴史映画なら、観ても時間の無駄だ。この映画を思い出したきっかけは、少し独裁者的なアメリカ新大統領の登場と、ドイツの首都ベルリンにある連邦議会の議事堂について調べる機会が重なったことによる。1933年(昭和8年)にヒトラーが首相就任した翌月、有名な放火事件が起きた場所だ。犯人はすぐに捕まったが、ヒトラーがこれを言論統制や共産主義者の排除に利用し、国会権力の...この感想を読む
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