人は乾杯の数だけ幸せになれる。 いいことがあったら乾杯して、何か残念なことがあっても乾杯して、一日の終わりをだれかと乾杯でしめくくれたらそれは幸せ、と。
モノローグの少女
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映画レビュー数 5,784件
北海道・洞爺湖周辺の月浦を舞台にした、心温まる物語『しあわせのパン』は、月浦を舞台としたパン屋と、そこに集まる人々との交流を描いたハートフルストーリーだ。大泉洋をカフェ”マーニ”の店主兼パン職人の「水縞くん」に、原田知世を水縞くんの妻「りえさん」に起用している。北海道出身の大泉洋は『銀のエンゼル』や『探偵はbarにいる』など北海道を舞台にした映画に不思議とぴたりとハマっているし、透明感のある原田知世は静かなカフェの”おかみさん”としては最高の取り合わせだ。洞爺湖のほとりにあるロッジ型の店舗のカフェマーニと、美味しそうな自然派のパンとコーヒーに、この二人のエプロン姿がなんとも合うではないか。現在にはないお店だとわかっていても、実際に行ってみたくなるベーカリーカフェだ(ロケ地となった月浦のカフェ・ゴーシュは実在のお店だが、2016年現在ではパンの販売もなく食事メニューも提供していないという)。...この感想を読む
東京から北海道に移り住み、「マーニ」というカフェを経営する夫婦、水縞とりえ。そこにやってくる様々な客との日々を描いた作品。北海道の美しい景色に佇む可愛いカフェ、おいしそうな焼き立てのパン、出てくる個性的な人たちなど、見どころはたくさんあると思います。ですが、すべてが綺麗に作られすぎていて、生活感が全く感じられず、映画というよりPVを見ているような感じで後半飽きてしまいました。俳優陣も個性的な役者さんが揃っているのに、あえてそれを活かさないようなキャスティングでちょっと残念でした。内容よりも、お洒落な映像や雰囲気を楽しむ作品だと思います。
北海道の草原の中で焼き立てパンとおいしいコーヒーを出すカフェを営む夫婦と、2人の元を訪れるさまざまなお客さんを描いた映画です。2人の元にやってくるのは、人生の次のステップに進むことにつまずいてしまった人たちです。その人たちがやってくる目的は、憂さ晴らしだったり、ぬくもりを求めてだったり、逃げることだったりします。そんな堅く堅く窮屈に凝り固まった心を、パンやコーヒー、地元の旬の食材を使った温かいお料理の優しい香りと2人の醸し出す柔らかな空気、辺りに広がる豊かな自然がほっこり包み込みます。すると、まるで乾いた地面が落ちてきた雨粒を吸い込んだように、人の心も少しずつ柔らかくなっていくのです。気付いたら、人生の次のステップに自然に足をかけているのです。そんなお客さんの姿は、同時に夫婦の心にも何かを注ぎ込んでいきます。仲のいい夫婦から、心の通い合った夫婦となっていくのです。そして、そんな2人の元...この感想を読む
モノローグの少女
坂本さん夫婦と過ごす日々の映像が流れる中、ゆったりした声色で語られた言葉。 小さな幸せを大事にしたいと思える一言です。
水縞尚
お店に来たお客さんに「私も無理して笑う事あるんですよ。」と声をかけたりえさんに対して、月を見ながらかけた優しい言葉。
水縞りえ
きらびやかな生活にこだわるカオリに、大事なことを気づかせた一言。 「素朴な時生くんもいいですよ」と言っているように聞こえる。