笑う大天使(ミカエル)の評価
笑う大天使(ミカエル)の感想
原作無視の実写化はやめてほしい
「笑う大天使(ミカエル)」を視聴した感想です。久しぶりに観てはいけないものを観てしまったような気持ちになりました。これは酷い。相当酷いです。漫画原作の映画の実写化は、ひどいひどいと言われがちですが、これは…。恐らく一番酷いんじゃないですかね。原作の改悪に次ぐ改悪。原作へのリスペクトが微塵も感じられない作品でした。どうしてこうなったのか…。この作品は、白泉社の人気漫画家、川原泉さんの同名のマンガを実写化したものです。私もこの作品だけでなく、ほぼ全ての単行本を集めるほどの川原泉先生のファンです。川原先生といえば、一見して正統派の少女マンガのような絵柄ながら、少女マンガらしからぬ設定や独特のノリで長く読者に愛されています。また、文学を感じさせるような台詞回しや、博学なキャラクターから、ファンの間では「教授」の愛称で親しまれています。この「笑う大天使」はそんな川原教授の最高傑作なのではないか、と...この感想を読む
懐かしい少女マンガを映像化!
川原泉原作の少女マンガを映像化した作品。母を亡くして一人になってしまった史緒は、生き別れの兄・一臣と暮らすことになる。聖ミカエル学園という超お嬢様学校に転校したものの馴染めずにいた史緒だったが、和音と柚子という友人もでき、なんとか暮らしていた。しかし、学校で誘拐事件が発生して・・・原作は未読ですが、主役3人の女の子がそれぞれ特徴的で可愛らしく、見ていて楽しかったです。物語前半の猫をかぶっている学園生活などは面白かったのですが、後半になって急にアクションシーンがあったり、3人が超能力を身につけたりと、あまりの急展開についていけませんでした・・・
コメディアクション
この映画はB級映画、くだらないことがおもしろいんだ、ということを頭に入れておかないと、かなりぶっ飛んだ展開に途中でついてこられなくなると思う。庶民からお嬢様学校に転校した主人公と、猫かぶりのお嬢様だった同級生たちが怪力を手に入れて誘拐事件と立ち向かうのだが、そのアクションが安い、安すぎる。女優が演じるアクションと言えばアンジェリーナ・ジョリーを思い浮かべるが、方向性が全く違うので比べることが失礼なほど。けれどこの映画は、アクション映画ではなく、コメディアクション。もしくは単なるコメディにアクションの要素を付け加えた。そのことを最初に頭に入れておけば、こんなこともあるかなと思うこともできる。とにかくまじめに見ないで、楽に見ることをお勧めする。