ターミナルの感想一覧
映画「ターミナル」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
いやー、これは5つ星あげちゃいましょう!
クラコージアというロシアあたりの国からニューヨークにきたトム・ハンクスだったが、政府がクーデターによりなくなり、トム・ハンクスが入国できなくなったとこからスタート。結局ターミナルで過ごすことになり、色んな人との出会いがあり、仕事もみつけ、恋もして、逆にキューピッドをしたりして、1つの人生がターミナルの中で作られていきます。なんといっても、警備主任のディクソンとのやり取りが面白い!最後はターミナル中のみんなが協力してニューヨークへと足を踏み入れることができました。ここまでは完璧な映画だったのですが、私はトム・ハンクスがニューヨークへきた理由が気にくわなかったです。いや、生前お父さんの趣味であつめてたサインの最後の1つを探しにきたのは、なんとも涙ぐましい話ですが、それまでのターミナルの中で起きた出来事の方が遥かに良かったんだと思います。あのシーンはもっと練るか、カットしてもいいくらい笑この感想を読む
引き込まれる映画
トム・ハンクスが主演していると聞いて、ずっと見たいと思っていました。外国の空港で、クーデターが原因で母国に戻れない事を知った主人公。言葉も通じないし、誰も助けてくれない。この先どうなってしまうんだろうと、見ている側もとても不安になってしまいます。空港から出る事ができないので、何とか知恵をしぼり空港内で生活していきます。時間が経つにつれ、友達も出来、周りの人たちも助けてくれるようになります。とても希望の持てる内容でした。無理だと思った状況でも、考え方や行動でいくらでも変えられるものなんですね。見てよかったと思える映画でした!一歩踏み出す勇気を貰える映画です!
意外とコメディの要素も。
トム・ハンクス演じるナボルスキーはクラコージア人。彼がケネディ空港行きの飛行機に乗った直後、クーデターにより国が消滅。パスポートが無効となりビザは失効。祖国へ帰ることも、アメリカに降り立つ(空港から出る)こともできなくなってしまいます。このターミナルは、ナボルスキーが空港内の従業員達との交流を深め、さまざまな事件を起こしていくことが主軸となっています。空港内で出会った女性との恋、出会った人たちとの友情。そしてなぜ彼がアメリカにくることになったのか。パッケージとは裏腹にコメディの要素もふんだんに盛り込まれていて、いい意味で裏切られた作品です。
トムハンクスの怪演が凄い!果たして約束は守れるのか!?
トムハンクス好きなので観たのですが、かなり面白かったです。自国のクーデターによってアメリカの空港から飛び立つ事も、空港外に出る事もできなくなった男の話。平和ボケをしている日本人にはリアリティがないよう思えましたが、観ているうちに本当にそんな人が空港にいそうな気がしてしまうほど、トムハンクスの怪演が楽しめました。ハートフルな話もあり、恋愛話もあり、最後には「がんばれー」と手に汗握って応援したくなりました。約束を守ることができるか。ただ、9か月という時間の経過が早すぎてちょっと頭がついていけない時もありましたいきなり英語を話せるようになってしまったり…。そこだけは残念でしたが、爽快感のある良い映画だと思います。