おはんのあらすじ/作品解説

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おはん

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おはんの評価

総合評価
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映像
5.005.00
脚本
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キャスト
5.005.00
音楽
5.005.00
演出
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おはんの感想

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木陰に忍び咲く隠花のように湿って見えるが、したたかな情念と女の強さを秘めたおはんを描いた、名匠・市川崑監督の名作「おはん」

市川崑監督は、27年間に渡って、この「おはん」の映画化に執念を燃やし続けてきたそうです。 映画完成後の試写会の舞台で、市川崑監督は、「これは私の最も好きな作品です。"おはん"は人間の原点を示すものだと言えるし、映画化が成功するかどうかは、全て私の責任です」と情熱を込めて語り、この宇野千代原作への思い入れの深さを感じさせました。 宇野千代原作の"おはん"は、第10回野間文芸賞、第9回女流文学賞をそれぞれ受賞した、今や昭和文学を代表する名作ですが、この"おはん"は、原稿用紙150枚、文庫本にして100頁ほどの短編小説であるにもかかわらず、51歳で執筆を開始して完結するまでに、10年の歳月を要したといいます。 「よう訊いてくださりました。私はもと、河原町の加納屋と申す紺屋の倅でございます。」という一節で始まるこの小説は、宇野さんが徳島のとある古道具屋の男から聞いた話がもとになって、徳島の方言を主として、宇野さんの故...この感想を読む

5.05.0
  • dreamerdreamer
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