ビルマの竪琴の評価
ビルマの竪琴の感想
市川崑監督の反戦映画の傑作!!
竹山道雄原作を、市川崑監督が映画化した反戦映画の代表作です。主人公の水島(安井昌二)上等兵は、竪琴を得意とし斥候に出ては合図に竪琴を奏でていた。「埴生の宿」や「仰げば尊し」などを高らかに、歌と竪琴を奏でることで、私達の情感に見事に訴えかけてきます。終戦を知らされ、停戦となっても合意しない部隊へと、水島は派遣させられますが、対話せず歌と竪琴を奏でることしかしません。そんな水島の姿に感動させられます。カメラの横山実は、ビルマの農村の風景などを見事におさめています。声高く反戦をテーマにした映画は数多くありますが、激しい戦闘シーンなどを描くことなく、反戦映画を作り上げた市川崑監督の手腕はさすがというべきでしょう。
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