パーフェクト ストームのあらすじ・作品解説
パーフェクトストームは1997年にセバスチャン・ユンガーが実話をもとに執筆した同名小説を映画化した、2000年に製作された海洋パニックアクション映画である。 1991年10月末。マサチューセッツ州の由緒ある港町グロースターにカジキ漁船「アンドレア・ゲイル号」とハンナ・ボーデン号」が帰港する。大漁だったボーデン号に対してゲイル号は不漁だった。不漁続きに悩むゲイル号のベテラン船長のビリーは戻ったばかりのボビー、マーフら総勢6名を説き伏せて再び出港する。だが、いつもの漁場のグランドバンクスでは成果は上がらず、皆は苛立ちを覚える。そこでビリーは皆の反対を押し切り、遠方のフレミッシュ・キャップまで遠征し見事大漁となったのである。しかし帰路についたゲイル号だったが北大西洋でグレイスと名付けられたハリケーンが発生し、さらにノーイースターと呼ばれる嵐も発生する。このノーイースターとハリケーンが融合しさらに巨大な嵐となってゲイル号を襲うのである。
パーフェクト ストームの評価
パーフェクト ストームの感想
普通ならこの嵐の中は生き抜くことは難しいです。オススメです。
この作品は実話を元に執筆したノンフィクション小説ですので以前から台本があったのでしょう。素晴らしく内容が充実しています。スタッフが制作に力を入れたのはCGなどのグラフィック部分であるのは一目瞭然ですが、内容は、主人公は漁船に乗り釣りをするため沖に出ていましたが、ノーイースターと呼ばれる嵐に加えてハリケーンも接近しているという報道を聞いて、急ぎ帰路に就いた彼らだが、ノーイースターとハリケーンが融合した巨大な嵐“パーフェクト・ストーに遭遇します。この津波の高さなんと役30メーター以上で、海は時化だすし、風邪も強いしで、大変です。普通ならこの嵐の中は生き抜くことは難しいです。オススメです。
人間の決断
一隻の漁船が海上で大嵐『パーフェクト・ストーム』に遭遇する話だが、実話を元にして描かれた作品である。この監督の海を描く力は素晴らしく、底知れぬ力を秘めた海の怖さが如実に伝わってくる。海は美しいだけではなく、怖いところでもあるのだ。その船が前回は不漁だったこと、沖に出て漁を開始してから製氷機が壊れたこと、様々な偶然が重なった状況で嵐に遭ってしまった船は、獲物を捨てて嵐から逃げるか、嵐を突破して港に戻るかの選択を迫られる。傍観者の我々からすれば、獲物を捨てて逃げる方を選べばよかったのに、となるが、当事者の彼らには生活がかかっている。ここで獲物を捨てて逃げると、また生活に困る日々が続くのだ。嵐の規模がどの程度なのか予測することしかできない極限の状況下での彼らの判断を攻めることは出来ない。見事な人間ドラマが描き出されている、考えさせられる作品だ。
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