ミセス・ダウトの評価
ミセス・ダウトについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が5件掲載中です。
各項目の評価分布
ミセス・ダウトの感想
魅力的なミセス・ダウトのキャラが作品の命
深くて可笑しいナンセンスコメディロビン・ウイリアムズ主演の代表的なコメディ「ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)」。大好きな映画で、劇場やテレビ放映でも観たし、DVDでも何度も観た。この映画の良い所は、離婚訴訟で子どもたちと引き離された主人公の中年男性が仲間の協力を得て女装し(しかも英国出身の大きなおばあちゃん)、亡霊のように家族を守るというありえない設定のドタバタ・ナンセンスコメディーかと思いきや、いまアメリカのみならず世界中で問題になっている離婚による家庭の崩壊、両親の間で葛藤する子供たちの心情を描いているという点だ。あるいは一昔前なら「性格や価値観の不一致」で片づけられていたであろう離婚原因のひとつである“大人の発達障害”について語っているようにも感じられる。ロビン・ウイリアムズ自身、何度も結婚と離婚を繰り返しているし、前妻との間には子どもも何人か居るから余計に説得力がある。ミセス・ダウ...この感想を読む