ディア・ハンターのあらすじ・作品解説
ディア・ハンターは、1978年12月8日アメリカ、1979年3月17日に日本で公開された、マイケル・チミノ監督の作品である。原案はマイケル・チミノ/デリック・ウォッシュバーン/ルイス・ガーフィンクル/クイン・K・レデカーである。 1960年代末、マイケル・ニック・スティーブンはペンシルバニアの製鋼所で勤務していた。彼らの楽しみは休日に鹿狩をすることであったが、ベトナム戦争のために徴兵された。戦場で3人は再会するが捕虜となってしまう…。 マイケル:ロバート・デ・ニーロ、ニック:クリストファー・ウォーケン、スティーヴン:メリル・ストリープ等がキャスティングされた。 1980年第3回日本アカデミー賞「外国作品賞」を受賞。1979年第51回アカデミー賞「作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・音響賞」を受賞し主演男優賞・助演女優賞など4部門にノミネートされた。1979年第36回ゴールデングローブ賞「最優秀監督賞」を受賞した。
ディア・ハンターの評価
ディア・ハンターの感想
ディア・ハンター
『はっきり言います。後世に残したい映画です。』時はベトナム戦争。アメリカのとある郊外の若者たちが中心人物。平凡な生活を送る町にもベトナム戦争の影響が。男共は戦争へ向かう。ロバートデニーロ演ずる主人公はベトナム軍の捕虜となり『ロシアンルーレット』まで行わさせられる。ベトナムでの悲惨な経験が人間を変えていく。その後、心の後遺症、体の後遺症などを抱えた男たちが町へ戻る。主人公も町へと戻るが、前のような平凡な町とは違う。一見は同じだが、ベトナムを引きずる男共により人間関係、恋人関係、夫婦関係などにズレが生じてしまっている。もちろん、主人公も生活に違和感が・・・・・。そのような生活を送る中、親友の1人がベトナムに残っている事が判明。主人公は連れ戻しにベトナムへと発つ。そこでは『ロシアンルーレット』を行う親友が・・・・・。長い映画です。ですが、どのシーンも必要性がある事の結果でこの長さはしょうがな...この感想を読む
アメリカのトラウマ
ベトナム戦争に借り出された同じ村の青年たちの話です。みんなで楽しく歌って、ビリヤードをして、パーティーで騒いで、大好きな女性にプロポーズして、そんなどこにでもある日常が、突然ベトナム戦争の過酷で悲惨な戦場へ変わってしまい、そこからは目を覆いたくなるような悲しいことばかり。ベトナム戦争関連の映画は多いし、ドラマを観ていても必ずと言っていいほど、PTSDに悩まされるベトナム戦争の帰還兵が出てくる回があります。上の世代に言わせると、「アメリカはベトナム戦争からおかしくなった」ベトナム戦争は当事者の国に深い深い傷を残したんだなとつくづく感じます。若い頃のクリストファー・ウォーケンは本当に可愛いです。
一度は見ておきたい作品
若き日のクリストファー・ウォーケン、ロバート.デニーロが可愛らしい。そこに尽きるような作品です。同じ町から徴兵されて来た友人たちと、ベトナムで彼らは捕虜になってしまう、ここらあたりは共和党のマケインも同様にベトナムでつかまってやっとの事で生きて帰ってきたという事があった。この作品は唯の映画だと笑う向きも在るが、ベトナムから休暇を取りに来ていた米兵が日航機の中で悪夢にうなされて傍の人に飛び掛ったとか、お漏らしをしてしまったとか、その類の事は沢山の資料の中にも記録がある。この映画が出来たときにはアメリカ人の中に戦争アレルギーの様な物が出てきていたのだろう。当時まことしやかに語られたのが、帰還兵が帰国してから適応できずランボーの様な事件を起こしたと言う都市伝説もあった。アメリカ人は基本的に外国の事には興味が無い、そこら辺りから来る外国で捕虜になったらと言う恐怖はあるのだろう。まぁ、自分の行動...この感想を読む
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