真夜中のパーティーのあらすじ・作品解説
パーティーに集まった7人のゲイの若者の悲喜交々を描いたマート・クロウリーの舞台劇を原作とした、1970年に公開されたアメリカ映画。監督は「エクソシスト」「クルージング」のウィリアム・フリードキン。製作総指揮は「哀しみの街かど」のドミニク・ダン。原作のマート・クロウリーは製作/脚本でも参加している。 真夏のニューヨークで、友人ハロルドの誕生パーティーの準備をするマイケルの元にストレートの友人アランから悩み相談の電話がある。が、パーティーに参加するのは全てゲイ仲間だったため体よく断ることに。けれどパーティーが盛り上がる中、アランが突然現れ、その奇妙なパーティーに参加することになるが…。 マイケルをケネス・ネルソン、アランをピーター・ホワイト、ハロルドをレオナルド・フレイ、ドナルドをフレデリック・コムズ、エモリーをクリフ・ゴーマン、ハンクをローレンス・ラッキンビル、ラリーをキース・プレンティス、バーナードをルーベン・グリーン、”真夜中のカウボーイ”をロバート・ラ・トゥールノウが演じている。
真夜中のパーティーの評価
真夜中のパーティーの感想
自己嫌悪と自虐と加虐が絡み合う、絶望的な虚無感をシニカルに描いた大ヒット舞台劇の映画化 「真夜中のパーティ」
面白いといっては、無惨にすぎる。鋭く、痛く、悲しく、むごい。そのくせ、息をつめる"面白さ"だ。登場人物のすべてが、同性愛の男たちだ。蒸し暑いニューヨークの夏の夕べ。仲間の誕生祝いのパーティが、俳優マイケル(ケネス・ネルソン)のアパートで開かれることになる。高校教師やカメラマンや室内装飾家に、黒人青年も混じっている。はじめは、陽気に進行する。だが、不意にマイケルの大学時代の友人で、"まとも"なアラン(ピーター・ホワイト)がとび込んでくることによって、池に石を投げたように、波紋が広がってくる。待ちかねた主賓のハロルド(レナード・フレイ)が到着する。このアバタづらのユダヤ人、嫌味たっぷりにキザで傲慢な男の登場は、強烈な印象だ。そのハロルドに、ごついご面相ながら女性的なエモリー(クリフ・ゴーマン)が、一晩二十ドルで買ってきた"夜のカウボーイ"の若者をプレゼントする。この異様な光景にむかついたアランは、エモリ...この感想を読む
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