高速ばぁばのあらすじ・作品解説
廃墟となった老人ホームにレポーターとして訪れたアイドル3人組が老女の霊に呪われるという、都市伝説”ターボばばぁ”を題材にした、2012年の日本のホラー映画。監督/脚本は「先生を流産させる会」「ドロメ」の内藤瑛亮。プロデューサーは「呪怨」「カルト」の一瀬隆重。特殊メイクは「不安の種」「ライチ☆光クラブ」の百武朋。 番組の肝試し企画で廃墟となった老人ホームを訪れたアイドルグループ”ジャージガール”のアヤネ、ナナミ、マユコの3人組。アヤネはロケバスで頬に小さな傷を負うがロケは敢行、高速で移動する白髪の老女の悪霊に襲われて終わるが、その日を境に3人と関係スタッフに次々と異変が起こり…。 アヤネを「放課後ロスト」の未来穂香、ナナミを「女子高」の北山詩織、マユコを「理想の息子」(TV)の後藤郁、ディレクター榎本を「神様のカルテ」の岡田義徳、マネージャー望月を「映画版 ふたりエッチ」の中村愛美、アヤネの母を大家由祐子、高速ばぁばを小野敦子、変貌後のアヤネを星野晶子が演じている。
高速ばぁばの評価
高速ばぁばの感想
いい意味で派手さのないジャパニーズホラー
駆け出しアイドル3人の醸し出すリアル感この映画の中心になるアイドル3人組、ジャージガール。彼女らが廃墟に肝試しに行くことから話しは展開していく。冒頭でカメラに向かい各々の決まり文句を言うところや、「肝試しに行くんだって~」と撮影の内容を紹介するところ、カメラが回っている間はブリッ子全開。常に顔回りに手を添えるところや、首をクイックイッと傾げるところなど、良い意味でチープでリアルな演出だった。カメラが止まると一瞬にして今時の中高生の態度になるところも良い味を出していた。また、この3人、所々で歌いながら踊るのだが、見ていて辛いほど低レベルなクオリティーで、これが妙に現実味を持たせるのだ。ただ単に練習不足なのかもしれないが、もしこれが演出だとしたら、とてもセンスを感じるところである。はじまりは廃墟から。常に隣にある老婆の影。ジャージガールのナナミ、アヤネ、マユコは、前途のとおり、肝試し企画のため...この感想を読む