Freedom (自由万歳)
ウィリアム・ウォレス
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第一次スコットランド独立戦争の際、実在した英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史大作で、1995年公開のアメリカ映画。上映時間は約3時間。 「マッド・マックス」「パッション」のメル・ギブソンが製作、監督、主演をつとめ、アイルランドやスコットランドの壮大な風景と「タイタニック」のジェームズ・ホーナーによる楽曲も作品の大きな魅力である。 13世紀末、イングランドの王エドワード1世による冷酷非道な圧政の時代、農夫ウィリアム・ウォレスは、幼なじみのミューロンと恋をし結婚するが、彼女が兵に殺害されたことをきっかけに民衆を率いて反乱軍となり、自由と解放を求める壮絶な戦いを繰り広げるというストーリー。 ウォレスの恋人ミューロンにキャサリン・マコーマック、暴君エドワード1世にパトリック・マクグーハン、後にウォレスと恋におち助け手となる王女イザベラを「ラ・ブーム」のソフィー・マルソーが演じている。 史実とは異なる部分もあるが、アカデミー音響効果賞、作品賞など6部門で受賞している名作である。
この映画は、何と言ってもバグパイプの音ともにメルギブソン演じるウィリアムウォレスの出陣シーンに鳥肌が立つ。実際にこの映画はアカデミー音響効果賞を受賞しているわけだが、スコットランドの独立を描く音楽に、スコットランドの楽器のバグパイプがバックミュージックとして使われているのが本格的だ。実際にバグパイプは戦いの際に、奏者が先頭に立って行進していたらしい。スターリングブリッジの戦いが中盤で出てくるわけだが、なんとも、長い。この戦いだけで1時間は超えていたように思う。撮影にもかなりの時間を費やしたらしく、激しい戦いの様子や、ウィリアムウォレスの勇敢さ、強さがひしひしと伝わってくる、臨場感あふれるドキドキしたシーンであった。私はこの映画を観るまで、ウィリアムウォレスという人物を知らなかったが、メルギブソンが演じる彼は、とても勇敢で強いという印象を持った(メルギブソンの筋肉がすごかったのもあるが)。ウ...この感想を読む
国籍:スコットランド 軍歴:1297年~1305年 生誕:1270年頃 死没:1305年8月23日 職:スコットランドの愛国者、騎士、軍事指導者 民族:南部キムルー・ストラスクライド系ケルト人 俳優:メル・ギブソン 日本語吹き替えソフト版:大塚明夫 日本語吹き替えテレビ朝日版:山寺宏一 功績:スコットランド支配の崩壊
ウィリアム・ウォレス
スコットランドがイングランドに侵略されてた時代、自由を勝ち取る為、戦いの末イングランド兵につかまり民衆の前で処刑人による拷問が始まる。苦悶の叫び声を押し殺し最後の力を振り絞り、全身全霊を込め叫ぶFreedom (自由万歳)。そして処刑人の鋭い斧が首に振り下ろされ。ウォレスの長い格闘の日々は終わりを告げた。どんなに苦しい状況でも決して信念を曲げずに突き通す姿には涙なしでは見れない。