マッドマックス/サンダードームのあらすじ・作品解説
1985年公開のオーストラリア作品、「マッドマックス」1、2の世界的な大ヒットに続くシリーズ第3作。ジョージ・ミラー監督で、主演のマックスはメル・ギブソン。 荒廃した砂漠や荒野という舞台はそのままだが、SF色が濃く、時代は核戦争後の未来。 ボロ飛行機の親子に襲われたマックスは、徒歩で砂漠の歓楽街バータータウンにたどり着く。 その支配者アウンティに気に入られ、球形の金網デスマッチ”サンダードーム”で戦うこととなるが、決勝の対戦相手マスター・ブラスターを殺せなかったことで持ち物を奪われ砂漠へと追放されるが…というストーリー。 物語前半はサンダードームでの戦闘シーンがあるが、後半はマックスと子供たちの交流となり甘さが出たことや、カーチェイスが減ったことで、賛否が分かれる作品である。 支配者アウンティにティナ・ターナー、対戦相手のマスター・ブラスターにアンジェロ・ロシット、ポール・ラーソン、2のジャイロキャプテンを演じたブルース・スペンスは、2とは別人の飛行機乗りの父親役で登場している。
マッドマックス/サンダードームの評価
マッドマックス/サンダードームの感想
マッドマックスシリーズ
フューリー・ロードから入った新参ものは1,2にあまりなじめなかったのだが、これはもうほんとうに興奮モノであった。個人的に女性の登場人物に弱いきらいがあり、男たちの戦いは心情的に「がんばれ~~」と他人事になってしまうのだが、女性 ことに戦う女性にはぐいぐい引かれてしまう。1,2があっての二次創作に近いつくりになってきているのだけど、特筆すべきは世界観である。今作品はジャポニズムというか、昭和モダンというか、テラヤマ的な要素が多く見られたと思う。侏儒といい面といい人間の扱いといい、全く違う土地感にぶちこむとこんな世界観をつくれるのか!という、いい参考になりました。基本的にひとつの建物の周りで起きたことと、線でつながる砂漠の里の二ヵ所で起きていることでありながらロードムービーのような仕様もありお得感満載。一族のちびっこたちがかわいい!口伝のキャプテン伝説、「昔人は鉄のかたまりに乗って空を飛んでいたの...この感想を読む