髪結いの亭主の評価
髪結いの亭主の感想
ローレンツの刷り込み学習「初恋は忘れられない」
これは、「男は初恋が忘れられない」「動物は刷り込まれた情報で判断していく」と言うお話です。主人公のおじさんは、子供のときに始めて性的に興奮したのが、床屋さんのおねーさんでした。フランスの海水浴場で少年が履いている毛糸の海水パンツに叙情があります。いいですね古の景色です。少年だったおじさんは自分の願いを叶えて、床屋さんのオーナーのおねーさんと結婚します。おじさんは床屋さんとしてお仕事してる時の奥さんを見ると、心がドキドキするのです。そしてアラビア風の音楽に合わせて踊りますが、この踊りの夢中になってる姿、実に味わいがあります。お客さんのお顔を蒸しタオル当ててる時や、お顔にかみそり当ててるときなんか、おじさんはとっても幸せな気持ちになって、奥さんのお尻にタッチなんかします。不思議な映像で絵を見ているような気分になります。ワタシの友人は彼の事を「男の理想だ」と語っています。おじさんは床屋さんの...この感想を読む
究極の愛
穏やかな風貌のオッサン・アントワーヌは、床屋を営む妻をこよなく愛し、己の人生はそれがすべて、と心の底から信じている男。中東風の妙な踊りを時折踊り、新聞のクロスワードパズルを解き、それ以外の時間は、じっと妻の側にいるのが生きがいだ。ファンタジーか!とつっこみたくなる超視野狭窄的な男を、ジャン・ロシュフォールが「素なの?」と思わせる自然さで演じています。モノローグとして披露される彼の価値観、妻とのやりとりは「犬も喰わない」を超越した世界。アンナ・ガリエナのいい具合の熟女加減が美しいのですが、フレッシュな恋愛やエロを期待して見る映画ではないですね。至上の幸福のようにも、究極の愛のようにも見えるふたりの生活。だとしたら、自分には究極の愛はムリだわーと思いました。
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