A.I.のあらすじ/作品解説

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A.I.のあらすじ・作品解説

A.I.とは2001年にワーナーブラザーズより配給された映画である。主演はハーレイ・ジョエル・オスメントで監督はスティーブン・スピルバーグである。今作の企画は故スタンリー・キューブリックが長年温めていた企画であり、遺族の強い希望によりスピルバーグが製作した。 近未来、人間の妊娠・出産が規制され代わりにロボットが活躍する世界。不治の病を抱えた子供を持つ夫婦のところに実験的に「愛」をインプットされたロボット「デイビッド」が送られた。子供の代わりに愛されていたデイビットだったが、奇跡的に病気を完治し夫婦のもとへ子供が帰り、徐々にデイビットへの愛情を失って行く。ある日、子供の命に係わる程の事故をデイビット起こし夫婦からテディベアロボットのテディと共に捨てられてしまう。森の中でロボットのジゴロ・ジョーと出会うも見世物にされかけるなど様々なトラブルに見舞われながら、もう一度夫婦のもとへ帰り母の愛を得るために旅を続ける。

A.I.の評価

総合評価
3.753.75
(6件)
映像
4.084.08
脚本
3.673.67
キャスト
4.174.17
音楽
3.753.75
演出
4.004.00

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A.I.の感想

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大いなるSF

スケールの大きいストーリー三部作として分けてもいいほどの内容がこの一本には凝縮されており、とても濃い二時間を与えてくれる作品である。まず第一部は、家庭の話。息子が植物状態のために落ち込んでいる夫婦のもとに一台のロボット、デイビッドがやってくる。(台と呼ぶにはいささか不適当に感じるほど人間らしいのでこれ以降は一人の人間と同じように呼ぼうと思う。)彼のおかげでそれまで暗い雰囲気であった家庭が一瞬は明るくなる。しかし、このまま家庭がどんどん明るくなるのではなく、どこか暗さを残したままなのがミソである。単に、ロボットの子供に愛を注げるかという問題提議では終わらない、これからもっとドス暗い悲劇が起きることを案じさせる雰囲気に、観ていてハラハラさせられる。そして、息子のマーティンが意識を取り戻す。息子が目覚めたことは、本来、喜ばしいことであり、二人が仲良くなっていく展開ならば、家庭は先ほどの暗さを...この感想を読む

4.54.5
  • masanosukemasanosuke
  • 97view
  • 2157文字
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