天使禁猟区のあらすじ・作品解説
天使禁猟区は、原作・由貴香織里の少女漫画で、1994年から2000年にかけて白泉社・花とゆめにて連載され、単行本としては全20巻、文庫本としては全10巻が刊行されている。2000年には全3巻・全3話のOVAがハルフィルムメーカー制作でDVDおよびVHSが発売された。累計発行部数は1998年時点ですでに600万分を突破し、2001年には800万部、2015年現在では1000万部以上を記録しており、海外でも評価の高い作品である。 16歳の少年・無道刹那は妹の紗羅に恋していた。刹那の先輩である吉良朔夜の協力で二人は結ばれることになるが、紗羅は殺されてしまう。そして刹那は紗羅を生きかえらせるために星幽界へ旅立つ。本作は禁じられた恋を描いている。 なお、朔夜はロックバンド・PIERROTのボーカルであるキリトをモデルにしている。また、無機天使のロシエルもL'Arc~en~Cielのhydeをモデルにしているとされている。
天使禁猟区の評価
天使禁猟区の感想
最初から最後までたまらない。
読めば読むほど中学生の時に初めて読んだときは衝撃しかなかった。兄妹で愛し合ってる。最愛の妹が死んで、生き還させる為に再び会う為に頑張る。沢山人が死んでも頑張る。位にしか感じなかった。絵が好きで読んでた。大人になってから再度読み直したら、すべての人物抱き締めたい衝動にかられた。刹那ほど沙羅ほど一人の人を愛することはできるのだろうか。愛されることができるのか。その二人だけではなく、全ての登場人物が、それぞれの愛情を正義を抱えていて兎に角切ない。歪んでたり届かなかったり、届いた時には遅かったり、見えなかったり、守ろうとしているのに守れない。清く正しくのままでは守れない己の正義。張り裂けそうだ。愛するとはなんだ読むたびに考えるのは、愛するとはなんなんだと。どの感情も全て主観でしかない。一方的なものだなと。与えられている方も、それが本当なのかわからない。行動から感じとるしかない。が、その感じ取っ...この感想を読む
ベリアルさんの秘密が明らかに
続きます。やっと半分まできました。10巻です。話の内容よりもベリアルさんの今まで明かされることのなかった性別がどういったものになっているかがわかって私にとって大変、楽しい巻でした。アラクネが裏切りものと気がつくも川に落とされそうになる刹那とノイズ。アラクネは九雷を憎んでいたという。アラクネが消えたところで、目的地へ到着する。マッドハッターにもてあそばれるもどうにか仕組みを見破る刹那。行方不明になった九雷探しを、マッドハッターと勝負することになり、アスモデウスのもとへ行くこと。その頃、九雷はアスタロテと出会っていた。残虐な兄に見つかりそうになる前に彼女は九雷を逃がそうとするが…少しずつ色々ななぞが解けて面白い巻です。蛇の二人はなんだか切なかったです。切り離さなかったアスタロトと最期に自分を犠牲にしたアスタロテ。互いに残虐でも血の繋がった兄妹なんだなぁと。なんとも人間臭いものです。ラファエル...この感想を読む