私が・・・蔵書を燃やしたんです。 ついに蔵書は永遠に失われました
白崎香子
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ギャグとホラーの不思議な混在特に、表題にある「潰談」について書きたいと思います。「潰」の字の通り、確かに人が潰れる話ですが…どうしてどんな理由で潰れてしまうのでしょうか?!物語の登場人物たちは皆とある美味しい「蜜」を舐め、舐めている事に「気付かれる」と潰されてしまう訳ですが、潰したのが何者なのか、どうして気付かれるとそんな目に遭うのか、結末まで肝心なところが全く分からないもどかしさ、不気味さ、面白さ…あらゆるものが入っていますよね。しかも、こんなに正体不明の怖さがある中で、「何故そうなるの?!意味不明!」と笑いがこみ上げてくる急展開と突拍子もない発想力に驚かされます。人間が「虫」に置き換えられている?何となく思い当たるのが、「蚊」などの虫と我々人間が置き換えられているのでは?という事です。最後まで人がグシャッと潰れてしまう理由は分からずじまいですが、「気づかれないように蜜を舐める」ルー...この感想を読む
白崎香子
夫が家にある蔵書の所為に精神的異常を起こし、幻を見るようになったため、火をつけた場面。蔵書を憎みながらも、夫の正気を取り戻そうとする状況です。