妖精標本のあらすじ・作品解説
妖精標本、フェアリーキューブは、由貴香織里による漫画である。この作品は白泉社の少女漫画誌、花とゆめに、2005年の6号から2006年の7号まで連載された漫画である。 この物語のあらすじは、主人公の少年である羽住衣杏には不思議な能力を持ち、それは他の人が決して目にすることの出来ない存在まで感知出来る能力を持つ所から話が展開する。主人公は幼い頃から自分自身の分身である、トガケの存在を見ることが出来る。 しかしその能力のために、彼は常にうそつき呼ばわりされる存在でもあった。 そんなある日、主人公は世間で騒ぎになっている妖精殺人を目撃する。そして界外という謎の男から不思議な石を受け取り、その中に封じ込まれていたトカゲに、体を乗っ取られてしまうのであった。 この漫画作品は、単行本が花とゆめコミックスから全3巻発行されている。そのほかにも番外編のPSYCOKNOCKERが2004年の21号と22号にも掲載されている。
妖精標本の評価
妖精標本の感想
妖精が見える少年が巻き込まれていきます。
昔から妖精が見えると言って周りから不気味がられていたイアンと、昔に唯一イアンの話を信じてくれた鈴の要請に関わっていくお話なんですが…そんなメルヘンチックなものでなく、ちょっとしたダークな感じもありました。巷で噂になっている「妖精殺人」いう事件現場に遭遇してしまうイアンですが、これに遭遇したのもイアンの傍にずっといるトカゲという分身が鞄をそこに投げてしまったからでした。気付いた時から傍にいたトカゲですが、まんまとトカゲの策略にはまってしまいイアンは体を失ってしまいました。イアンの元の体にはトカゲが入り込んでイアンとして生活をしています。体が無くなったイアンは骨董屋の界外に会って体を取り戻すべくエリヤという少年の体と妖精のエインセルの力を借りてトカゲに立ち向かっていきます。トカゲは自分の力を使って復讐しようと考えていますが、そんな姿にイアンでじゃないのでは?と不安に思っていた鈴は、エリヤの...この感想を読む