赤い羊の刻印のあらすじ・作品解説
赤い羊の刻印は、花とゆめ(白泉社)にて連載された由貴香織里による日本の少女漫画。5部作からなる「伯爵カインシリーズ」の第四部である。コミックスは全2巻。また完全版「伯爵カインコレクション」の第2巻、文庫版「伯爵カイン」の第2巻としても刊行されている。 舞台は19世紀後半、ヴィクトリア時代のイギリスのロンドン。巷では売春婦が殺害される切り裂きジャック事件が再び起こっていた。主人公の青年カインは、後見人であるニールおじさんに身を固めるように勧められる。 婚約者のエメラインに会うためにローダーデイル家を訪ねると、そこには美しく成長したエメラインと原因不明の精神退化をしてしまった彼女の兄ギルフォードがいた。その晩のパーティーでカイン達は美女の占い師メレディアーナに出会い、お互い一瞬で惹かれあう。その後エメラインは切り裂きジャックに殺害されてしまい、復讐を誓うカインの前に次々と意外な事件が降りかかっていく。
赤い羊の刻印の評価
赤い羊の刻印の感想
カインが結婚…?!
シリーズの四作目ですが、ついにニールおじさんがマリーを養女に迎える代わりに結婚しろと迫ってきました。カインは最初「おじさんと結婚するの?」と惚けていましたが、マリーの事を出されたらそうもいきませんね。この巻ではリフの過去話が出てきて、あまりに壮絶でびっくりしましたがカインとリフの誰も間に入れないような雰囲気にドキッとしちゃいました。カインの婚約者となるエメラインとその取り巻きの男たち。そのうちに一人、男爵家の長男オスカーとロンドンで賑わう切り裂きジャックの事件。そして…カインが一目惚れした女の子メレディアーナとドクター。エメラインの実家に幽閉されている兄・ギルフォード…すごく謎の深まる事件ばかりで登場人物も多くて誰かが怪しくて誰も怪しくない人なんていないっていいう感じでした。次の巻ですべてが分かるはずです…!