坂道のアポロンのあらすじ・作品解説
坂道のアポロンとは、小玉ユキの漫画作品を原作とするアニメ作品。2012年にフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された。アニメーション制作はMAPPA、手塚プロダクションが担当している。 原作漫画は「このマンガがすごい!2009」オンナ編で1位を獲得、小学館漫画賞を受賞するなど高い評価を受けている作品で、その人気を受けてアニメ化された。 舞台は1966年の長崎県佐世保市。横浜から転校してきた高校生・西見薫は、転校先の高校でのクラスメイト・川渕千太郎と出会う。千太郎がジャズを愛するドラマーだったことをきっかけに、薫も得意のピアノでジャズを弾きはじめ、その魅力に引き込まれていく。その傍らで、薫は千太郎の幼馴染の少女・律子に恋心を抱くが、律子は千太郎に片思いをしていて…というストーリー。 ジャズ音楽を取り上げた作品であるため、作中では多くの楽曲が登場する。またピアノやドラムの演奏シーンでは、リアリティを追及するためにプロのアーティストを迎え、演奏中の指使いなどを忠実に再現している。
坂道のアポロンの評価
坂道のアポロンの感想
世界が広がった。
音楽好きにはたまらない世界感関東から九州に父親の仕事の都合で転校という、学園ものをイメージする形でスタート。どこに音楽要素が?思いつつも、進んでいくとあっというまにジャズの世界にようこそ。ジャズに興味ない人でも、分りやすい表現がありつつも深い意味があったりといろんな角度で楽しめる。なんといっても、キャラクター個々にある個性をうまく音に引き出せているのが、魅力!ジャズ初心者の私だけど、有名などころや聞いている曲が登場するので、ああ!この曲こういうタイトルなんだ!という知識も増えて楽しい気分にもさせてくれる。音楽好きなら、一緒に楽しんでしまうのではと思う。というか、楽しい。主人公が好意のあるヒロインへ送る曲「いつか王子様が」は、とてもよかった。とても不器用で、優しい彼の気持ちの表現とヒロインの切ない気持ちが一気に表現されてて、あったかい気持ちになった。2話でこれがくるものだから、そのあとど...この感想を読む
演奏シーンが格好良かった
昭和の長崎、高校生の三角、四角、五角関係…。なんとなく懐かしい気分になる作品です。作画が綺麗で、特に演奏シーンは迫力があり美しいです。ジャスが好きな友人に思わずオススメしてしまいました。特別アニメが好きな友人ではないのですが、とても良かったと言っておられました。私も大好きな作品です。千太郎が可愛い。律子も可愛い。薫は段々男らしくなっていくのが良かったです。元は少女漫画なんですね。青年誌でもおかしくない内容だと思います。男性でも違和感なく視聴できるのではないでしょうか。ただ、他の方も感想で述べられていましたが、最後がすごく駆け足だったのが勿体無いです。もう3話くらいあればきれいに終わらせられただろうに。仕方ないんですかね。
ジャズが好きになるアニメ
この作品は、1960年代の長崎を舞台にしたジャズアニメです。船乗りの父の仕事の都合で転校してきた主人公・薫が、クラスメイトの千太郎との出会いによってジャズにはまっていく、というストーリー。キャラクターがそれぞれに抱えている問題や思春期の感情など、心理的な描写がよく、作品の世界観に入り込みやすいです。60年代の日本について前知識があるともっとわかりやすいですが。この作品の魅力は音楽の演奏シーンですね。ジャズの名曲自体も素晴らしいのですが、演奏シーンは実際に人間が演奏している映像をもとにつくられているので、とても臨場感のあるものに仕上がっています。登場人物の感情なども反映されるよう、演奏者の方に演技指導があるなど、かなり力が入っているといえるんじゃないでしょうか。
坂道のアポロンの登場キャラクター
松岡星児
よみがな:まつおかせいじ 性別:男性 国籍:日本 所属:佐世保東高校 ポリシー:方言を使わないように心がけている 特徴:千太郎をロックバンドに誘う 物語上での目的:歌を歌うのが好き 学年:高校1年生 夢:将来は上京してスターになり、兄弟や両親を楽させるのが夢 好きな事:歌を歌う事
丸尾重虎
よみがな:まるおしげとら 性別:男性 国籍:日本 所属:佐世保東高校 特徴:眼鏡をかけている 趣味:QSLカード集め 特技:ギター 学年:高校1年生 外見:小太り 部活:無線部
深堀百合香
よみがな:ふかほりゆりか 性別:女性 国籍:日本 所属:佐世保東高校 性格:活発 特徴:好奇心旺盛 学年:高校2年生 部活:美術部 雰囲気:ミステリアス 家:裕福