勝負師伝説 哲也のあらすじ・作品解説
勝負師伝説哲也は2000年から2001年にかけてアニメが行われ、全20話で描かれた。原作は週刊少年マガジンに1997年から2004年にかけて連載された作品である。後にアニメ化だけでなく、ゲームやパチンコなどに採用されるなど人気の高い作品である。 物語は戦後の復興期の日本が舞台で、主人公である哲也が並み居るライバルとの戦いを通して、麻雀の打ち手として成長していく姿が描かれている。序盤は哲也が麻雀と出会うところから始まり、横須賀で米軍兵相手に麻雀賭博で荒稼ぎする。その後、生死をかけた争いとなるが持ち前の勝負運で切り抜けることとなる。その後、新宿に拠点を移す哲也であったが、そこで後に徹夜の師匠となる房州と出会う。房州に勝負を挑み優位に勝負を進める哲也であったが房州のテクニックの前に敗れて、房州への弟子入りをすることとなる。 なお、アニメシリーズではではこの房州との出会いからドラ爆の鷹との勝負までを描いている。
勝負師伝説 哲也の評価
勝負師伝説 哲也の感想
ほぼ原作通りで最高のアニメ化
魅力的な原作がアニメ化推測の範囲ですが、アニメ化されたタイミングで、パチンコメーカーの大一商会よりパチンコ台となっているコンテンツです。よって、パチンコメーカーの意図するところで、アニメ化されたという意味合いが大きいのではないでしょうか。パチンコ台の販売促進、パチンコ台の稼動促進という宣伝材料だったように思います。しかし、どういった経緯であっても、忘れられていた名作マンガがアニメ化されて、注目を浴びる切っ掛けになったことは嬉しいことです。また、原作マンガのイメージがそのままのかたちで再現されていたことも喜ばしいことなのではないでしょうか。原作マンガからアニメ化されるのは良いけど、原作のイメージと乖離していてガッカリさせられることは多いです。しかし、「勝負師伝説 哲也」においては、裏切られることがなく、とても良くできたアニメ化のように感じました。原作マンガの面白さをフルに活かしきったアニメ...この感想を読む
面白い展開
根津夫婦との負けがあってからダンチは哲也の元を去るのです。そこからは、ダンチは場を荒らしてしまう事で哲也はダンチに教えなければいけないと決意するものです。ダンチと哲也との対決になってしまうのです。ダンチは私情を挟む事で場を見えなくなってしまっているのです。ですが、哲也の真意を知る事でダンチは気持ちを切り替える事が出来るのです。親父の勤務する雀荘で根津夫婦との再戦になるのですが、冷静になっているダンチには負けはないものでした。無事に勝つことが出来たダンチは親父に恩返しする事が出来る反面、コンビとして再起する事が出来るものでした。コンビとして強みが出るものでした。
勝負師としての幕開け
この作品については「勝負師」としての展開になってくるのです。終戦直後の内容になるのですが、必死に生きる為に動いている最中、「哲也」は豪華に食事をしている所から始まるのです。では、この時代にどの様な形で豪勢な食事が出来るのかと言いますと、「麻雀」なのです。現在は少しづつ雀荘については知られて来ているのではないかとも思いますが、この時には反対意見の方々が多い時でもあるのです。哲也は自信満々に勝負を挑むのです。哲也に麻雀を教えた方に勝負としてイロハを仕込んでいる回想シーンは見応えを感じるのです。その最中、房州さんが登場する事で「本当の勝負師」とはなんなのかを教える事はワクワクする感じにもなるものです。
勝負師伝説 哲也の登場キャラクター
金貸しの信
よみがな:かねかしのしん 性別:男性 国籍:日本 ポリシー:太っ腹 特徴:新宿の玄人社会の生き証人 価値観:ちまちました金にはこだわらない 口癖:「シシシシシ」と笑うのが口癖 職業:高利貸し 容姿:眼鏡を掛けている 服装:帽子とコート、スカーフを着用
秋本雄次
よみがな:あきもとゆうじ ニックネーム:ユウさん 性別:男性 国籍:日本 ポリシー:誰とも組まない一匹狼 特徴:喧嘩が強い 価値観:玄人としての流儀や賭場の掟に対して非常に厳しい 出身:花巻 妹:芸能界を夢見る妹・早智子 腕力:相当な腕力の持ち主
印南善一
よみがな:いんなみぜんいち ニックネーム:死神 性別:男性 国籍:日本 特徴:哲也が麻雀打ちとなるきっかけを作った男 出身:函館 苦手:体力的に長丁場の勝負が苦手 利き腕:左利き 病気:結核を患っている 姿:集中力を高めるためにヒロポンを常用していた上、結核の悪化もあって骨と皮だけのやつれ果てた姿となった