バラ色のキャンパスライフなど存在しない。なぜなら世の中はバラ色ではない。実に雑多な色をしている。
樋口清太郎
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四畳半神話大系は森見登美彦著の原作小説を元に2010年4月から7月まで「ノイタミナ」にて全11話で放送されたアニメ作品である。 京都市を舞台に、大学3回生の男子学生が、1回生時に選んだサークルが自らの大学生活をいかに変えていったという可能性を平行世界を用い描く物語である。原作小説では4話から構成されていた物語はアニメ化に際し、全体の印象や設定を損なわないよう配慮しつつ、小説版の各和のエピソードやパーツを組み替えて、10パターンの平行世界にまとめ直された。 監督は湯浅政明、制作はマッドハウスで2010年12月8日、2第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞。2011年3月1日には、東京国際アニメフェア2011・第10回東京アニメアワードでテレビ部門優秀作品賞を受賞している。 2014年6月18日には本編全11話に加え、映像特典、再編集版ブックレットの封入されたBlu-ray BOXが発売された。
森見登美彦さんの小説が原作の四畳半神話体系。全くなんだってこんなに四畳半にこだわって…と思いながら見ていると、ふむふむ、なるほど、四畳半というのは完璧な空間かもしれない。畳4枚で構成され、形は正方形、しっくり落ち着く狭さ…これはすごいかもしれない。という四畳半の部屋で毎回オチがついていくこのアニメ。4巻が最終巻となりますが、やっと主人公の空回りしていた運命に決着がつきます。さて作画についてですが、おあつらえような作画、と言っても過言ではありません。萌え要素はちょっともありませんが、いや、ある意味あるかもしれませんが。キャラクターはヌルンヌルン動き、シンプルながら色彩が洒落ていて、強調した描き方がたまりません。湯浅政明監督、素晴らしすぎでしょ。
『四畳半神話大系』は、森登美彦の小説が原作のアニメ。京都大学3回生の主人公が無意義な自分の大学生活を嘆き、1回生のころに入るサークルによって自分の人生がどのように変わるか、その可能性を探っていく物語です。1話完結で、1回生の入学式から現在までの回想を毎話行っていきます。基本的にどのサークルに入っても同じ展開に陥ってしまうので、見ている間に飽きてしまうかもしれませんが、結末まで我慢して見てみると、あっと言わされる展開が待っています。主人公の「私」の皮肉めいた語り口と、彼を巻き込んでいく周囲のキャラの濃さが笑いを誘います。毎話ごとにしっかりと見ていると、ちゃらんぽらんに見えていたキャラクターが案外真面目だったりと、キャラの全体像が見えてくる楽しみもあります。なんだかんだ、毎話毎話楽しんで観られると思いますよ!
よみがな:じょうがさきまさき 性別:男性 国籍:日本 所属:映画サークル「みそぎ」 ポリシー:ナルシスト 特徴:極度の潔癖症から生身の女性に触れられず、「香織さん」のみを愛するようになった 価値観:乳好き 趣味:ラブドール 外見:水も滴る良い男 私生活:私生活では「香織」と名付けたラブドールの愛好家
性別:女性 国籍:日本 所属:窪塚歯科医院 特徴:覇気が漲り薙刀が似合いそう 癖:ひどく酔うと人の顔を舐める癖がある 好きな食べ物:好物はカステラと酒 物語上での目的:樋口に誘われ、2人で世界一周の旅に出た 職業:歯科衛生士 外見:凛々しい美女 酒癖:悪い
よみがな:あかしさん 性別:女性 国籍:日本 所属:工学部建築課 性格:クール 特徴:ワンピースに十分丈のレギンスという格好 好きなもの:もちぐま 弱点:蛾 外見:黒髪の乙女 物言い:歯に衣着せぬ物言い
樋口清太郎
主人公は充実した大学生活を求めていた(バラ色のキャンパスライフ)が、なかなか思っていたようにならず落ち込んでいた。そんな時に先輩である樋口から言われた言葉。