ブラック★ロックシューターのあらすじ・作品解説
ブラック★ロックシューターは2012年2月2日から2012年3月22日までフジテレビのノイタミナ枠で放送されたアニメ作品である もともとはpixivに公開された同タイトルのイラストに感銘を受けたsupercellがボーカロイド初音ミクを使って楽曲を発表、そのごOVAがアニメ雑誌などの付録として発売された後に連続アニメになったという特殊な過程を経ている。 中学生である主人公の黒衣マトや彼女の友達達が暮らす「現実世界」とマト達のストレスや感情を請け負うブラックロックシューター達が日夜激しいバトルを繰り広げるのいる「虚の世界」(媒体によって名称が変更される)の二つの世界が入り交じる構成となっている。少女達の人間関係への葛藤がそのまま戦闘に反映されており、二つで一つの世界にもなっている。 オープニングテーマには前述のボーカロイド楽曲「ブラック★ロックシューター」をエンディングテーマはsupercellが新たに書き下ろした「Braveheart」が使用された。
ブラック★ロックシューターの評価
ブラック★ロックシューターの感想
あと、どれくらい叫べばよいのか
supercellの楽曲「ブラック★ロックシューター」とイラストレーター・hukeの幻想的で独特な世界観をアニメ化した今作。過去にはOVAも出されている。中学にあがったばかりで純粋な少女・マトと友人たちが織り成す表世界と、常に何かと戦い続けている少女・ブラック★ロックシューターが暮らす裏世界。二つの世界を並行して描きながら、大人になるとは何か。思春期というものが何かということを鮮烈に描いている。全体的に感じたことは、主人公たちの「心」の描写が独特だということだ。※ネタバレ注意。表世界と裏世界の少女たちは一心同体、つまり裏世界で戦っているブラック★ロックシューターはマトの心を象徴した存在なのだ。マトは悩みなど持たず、傷つくことに「憧れ」を抱いているような描写があったが、それは悩みを無意識に遠ざけているのと同じこと。感情に左右される裏世界の少女たちにとって、持ち主の感情に従わなければならない。その...この感想を読む