泣かない子供の評価
泣かない子供の感想
お風呂に持って入ってこっそり読みたいエッセイ。
江國さんのエッセイを読んで思うこと。食べ物の描写がうますぎる。おいしい、とかそんな言葉は使わない。なのに食べ物の味を完全に文章で表現してしまう。江國さんのエッセイで不思議に思うこと。これはフィクションなのかノンフィクションなのかの境界が分からない。現実のような物語のような不思議な感覚で読んでしまう。江國さんのエッセイで素敵だなと思うこと。それは家族との関係と、その描写。江國さんの「紅茶入れおんな」と妹さんの「もち焼きおんな」にはちょっと驚かされて憧れた。子供の頃の話などは、普通の人が話したら、ふーんで終わってしまうものがなんだか特別な内緒話みたいに思えてくる。お風呂に持って入って、1人の空間でこっそり読みたくなるエッセイ集。