せっかくなら2作品の本と映画共々楽しんでほしい。
まずは、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』の本を読んでから見ることをお勧めする。本だけではイメージできなかった部分が映画によって具体化され、映画で説明不足な部分が本から知ってたから理解できる。 本を読んでないとよくわからないけど、本を読みこんでからいくとあまりにも省略されていて&本と違いすぎていて納得いかない点も出てきます。もっとも納得ができなかった部分はセルンの研究者親子、カメルレンゴ親子の親子関係を全く省いたこと。まぁ、セルンそのものの関わりが軽くて、所長を省いたり、ラングドンを呼ぶのはそもそも原作ではセルンなのが、映画ではヴァチカンだし、レポーターと暗殺者との策略もないし、暗殺者の心理面も描かれてないし、何しろ、親子関係が両方省かれたことによって、ヴィクトリアと、カメルレンゴの心理面がクローズアップされなかったので人物像が描かれず、登場人物の誰にも感情移入できず、全体的に薄っぺらくなってしまった気がします。 残念ながら、期待はずれでした。 でも、スケールがでかいので、映像として、何度も見ています(笑) せっかくなら2作品の本と映画共々楽しんでほしい。ちなみに、『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』の順番だが、映画は『ダ・ヴィンチ・コード』が先になっているので、どちらを先に読むか/見るかはあなた次第。
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