ここは綺麗過ぎる。俺たちはどこに向かってるんだ?
ジョゼフ・クーパー
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隙のないSFそもそも私がクリストファーノーランを好きになったのは、「インセプション」や「ダークナイト」がきっかけだった。それらを見たときに、それまでのSFに対する考え方が変わった。そこに共通するのは、SFでありながら合理性が高いという事ではないだろうか。「インセプション」ではこれまでにない程複雑で難解な設定のSFに挑戦していた。そもそもSFとはその名の通り、サイエンスというこの宇宙の基本原理自体をフィクションで作り変えてしまうということであって、「なぜ」とか「どうしてこうなるのか」ということをしっかり説明したりすることなど最早愚かで矛盾した行為だ。「どうしてこうなるのか」など無視して想像を超えたことが起こるということがSFのある種の”暗黙の了解”であると思われていたからだ。しかしノーランはその点で他のSF映画と一線を画す。ノーランの場合、ある一つの小さなルールをフィクションで作る。そしてその原理に忠...この感想を読む
まず初めに、私は ”映画館で前のめりになって観た映画” はこの映画が初めてです。クリストファー・ノーラン監督+宇宙=間違いなく好み。とは思っていたものの、結果は期待をはるかに越えてくるものでした。単純な”家族愛”を描いただけの映画ではありません。この映画は、愛・人間・科学・宇宙を素晴らしすぎる映像と音で描いています。一回目鑑賞後に感じたこの映画の素晴らしさは、脚本・構成宇宙(ワームホールなど)の映像科学的根拠に基づいている音もちろん涙なしには見れませんし、頭も使います。そして今まで本でしか読んだことがなかったワームホール、五次元、ブラックホールこの映像はまさに圧巻。スクリーンに飲み込まていきます。少しだけ好ましくなかったところは、アメリアが”愛”を科学的に説明しようとするマン博士のシーン最後の終わり方でした。ただ二回目鑑賞後、その好ましくなかった3点が全て覆りました!むしろ前よりもこの...この感想を読む
ジョゼフ・クーパー
土星にある宇宙コロニーでの台詞。ラスト近く宇宙から帰ってきたときでの主人公クーパーの台詞。
ヒュー・マン
マン博士のいる惑星に到着したクーパーたちが、地球からもたらされたブランド教授の病没と続くマーフの言葉により、ラザロ計画のプランAが実は実現不可能なものだったことを知る場面
ジョゼフ・クーパー
宇宙空間の中で、死にゆく地球を目にしながら。