本を読んでひとつひとつ謎解きをしておいてから映画で映像を楽しむべし。 - ダ・ヴィンチ・コードの感想

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本を読んでひとつひとつ謎解きをしておいてから映画で映像を楽しむべし。

3.03.0
映像
3.0
脚本
3.0
キャスト
3.0
音楽
3.0
演出
3.0

まずは、ダン・ブラウンの。『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』の本を読んでから見ることをお勧めする。本だけではイメージできなかった部分が映画によって具体化され、映画で説明不足な部分が本から知ってたから理解できる。「本を読んでいない人には分かりづらい映画だ」との評論をどこかで読んだが、本当にそう思う。とりあえず、本のほうが面白い。ちなみに本は『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』の順番だが、映画は『ダ・ヴィンチ・コード』が先になっているので、どちらを先に読むか/見るかはあなた次第。 『ダ・ヴィンチ・コード』の映画は、時間の制限があるので仕方ないことだけど、省略しすぎ。 黄金比は削除されてるし、ソフィーは子供の頃怒られたのは家族の事故のことを調べたからじゃなく鍵をこっそり見つけたからでしょ!とか。 銀行の暗証番号で最初は「1332211185」と入力し間違えるのに! ソニエールがシオン修道会の総長だったことにはあまり触れてない! ティービング邸で椅子の下に箱隠すこととか。 本来は本当に図書館に行って検索したのをバスの中で携帯で済ませるとか。 コレ警部が「二人は真犯人をおびき出す計画の一部だった」とコメントして容疑者を間違えて追っていた所を言い訳するところもない。 まぁ、百歩譲ってこららを削ったのは許すとして。 そもそもソニエールがラングドンに会いたいと申し入れてきたきっかけであるはずのラングドンの最新作を編集者が勝手にソニエールに送りつけた部分はなくていいのか? クリプテックスは原作では2個で、最初のパスワードはBaPVoMeThをアトバッシュ暗号というのに当てはめて出る「SVFYA」で、これが古代ギリシャ語では「SOFIA」と書くということでソフィアの名前が1つ目の暗号だったという部分は重要だと思うんだけど。 これは削除したらいかんだろう・・・クリプテックスを1つにしちゃぁ~。 シラスに自分が導師だと演技するレミーのシーン。 やっぱり、あそこは原作通り本物の導師からの電話にしてほしかったな。 ただの毒殺っぽくなってるけど、ピーナッツアレルギーが鍵やん! ティービング邸にあった超豪華の盗聴器セットも登場しなかったしさー。 これは導師がずっと緻密に計画していたっていう証拠だと思うんだけどな。 あと、導師が簡単に正体ばらしすぎでしょう! 本ではもうちょっとじらしてたぞ! 最も納得ができなかったのはロスリン礼拝堂で、ソニエールが祖父じゃない、と言われること! そりゃないだろう!!あーもーなんか納得ができませんでした。 なんとも後味の悪い・・・。 あ、ルーブルのピラミッドがイメージできなかったので、それは映像見て納得できたし、後ファーシュがアリンガローサに操られていたのも本よりも映画のほうが分かりやすかったけど。 まー、やっぱ、本ですよ! でも、フランスとロンドンには行ってみたいと思いました。 まずは本を読んで、映画は本の後で!

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キリストの血脈はいずこ・・・

キリストには妻が居て、キリストの子孫が居る、と言うお話。カトリックは聖人の性行為を否定している為に、何とかしてそれを否定する。カトリック教会の聖杯は何を示しているか、実は子宮を示しているのだと言うビックリ話。そういえば、十字架の上で死んだキリストを包んだ布が在り、体液は今の技術だったらDNAとれますよねぇ。楽しいですね、もうすぐやるかもしれませんよ、今カトリックのパワーは可也弱まってますから、北米大陸で増えたキリスト原理主義者プロテスタントのカルト集団がじょじょに世界を切り崩しています。欧州で輪転機が作られて、バイブルがドイツ語や英語に訳されて、新解釈のプロテスタントになります。そのプロテスタントの皆様が、自分の好きな宗教を信じる自由を持って、メイフラワー号で逃げていきました。当時、新大陸を目指した人たちは土地を持っていない生活が苦しい人々で、時代が下がってくるとアイルランドの食糧危機の時...この感想を読む

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