砂漠の美しい映像と印象的な音楽 - アラビアのロレンスの感想

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砂漠の美しい映像と印象的な音楽

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

初めて観たのはアメリカで、ホストファミリーに連れて行ってもらった。そのときに「砂漠の映画だからいろいろと準備しないとね。」と言って飲み物やお菓子なんかを準備してくれたのだが、食べたり飲んだりする余裕はないくらい圧倒されたのを覚えている。大きなスクリーンに映し出される砂漠の映像の美しくも厳しい映像。タイトルテーマ曲の美しさ。息をのむほどに素晴らしかった。でも、見終わったあと、思わず「それで、ロレンス自身は幸せだったの?」と聞いてしまったほど難しい話でもあった。思えばロレンス自身が理想を追いかけすぎて、世間知らずだったのかもしれない。でもなんの私利私欲もなく純粋に自分の国ではない他国のために働いて、その結果裏切りにもあい、最終的には自分の国にさえ存在する場が無くなったような彼の生涯はやはり幸せとはいえないのではないだろうか、いや理想を追求しつくしたからそれはそれで幸せだろうなどと観るたびに自分の中で議論する作品だ。

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トルコ支配下のアラブ人の独立運動を支援したイギリス人のT・E・ロレンスの狂気と苦悩と挫折を、雄大なスケールで描いた映画史に残る不朽の名作「アラビアのロレンス」

この映画史に燦然と輝く不朽の名作「アラビアのロレンス」の監督デヴィッド・リーンは、「逢びき」「戦場にかける橋」「ドクトル・ジバゴ」「ライアンの娘」などで知られる名匠ですが、数ある彼の名作群の中でも、この「アラビアのロレンス」を私は最も愛しています。この作品は、第一次世界大戦当時、イギリスにとって敵のドイツ側についたオスマントルコ帝国を牽制するために、トルコ支配下のアラブ人の独立運動を支援したイギリス人のトーマス・エドワード・ロレンスの波乱に満ちた半生を描いています。初めてこの映画を劇場で観た時は、70ミリの大画面に果てしなく広がる砂漠と、ロレンスを演じたピーター・オトゥールの狂気をはらんだ青い目が、私の心に深く刻み込まれたものでした。以来、名画座やDVDなどで何度か観ましたが、そのたびに「こんな完璧な映画は、二度と作れないだろうな」という気持ちになったものです。「戦場にかける橋」など一連のデ...この感想を読む

5.05.0
  • dreamerdreamer
  • 159view
  • 3147文字
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ドラマとしてはいいが…

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4.04.0
  • タスタス
  • 106view
  • 738文字

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