大人も子供も一度は夢見る動く博物館 - ナイト ミュージアムの感想

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大人も子供も一度は夢見る動く博物館

4.04.0
映像
4.5
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.5

バツイチの定職なしダメオヤジが唯一の味方の息子にも愛想をつかされそうになり、仕方なく夜の博物館の警備を始める。夜になると紋章の呪いで動いてしまう展示物たちがハチャメチャなことをしでかして、主人公のラリーはてんてこ舞い。それでも仕事を辞められないラリーは一生懸命歴史を勉強して、各展示物の対応方法を得ていた。ある夜、紋章が盗まれたことに気づいたラリーたちは、展示物たちと協力して泥棒を捕まえようとするが・・・・・・。 子供の頃に一度は「夜の博物館は恐竜が動いている」ことを夢見るのではないでしょうか。 上野にある国立科学博物館には恐竜の標本や仏像たちがたくさんいるので、毎晩楽しそうな気がします。この映画が上映されたお陰で、近年ナイトミュージアムのツアーが行われるようになりました。 ハリウッド映画を見ていていつも感服させられるのは、この作品では猿でしたが、動物の演技がとても上手なことです。猿が本当に人間の言葉を理解した上で行動しているように見えて、見ているこちらも楽しくなりました。 大人も子供も手放しで楽しめる作品なので、夏休みに見たあとに実際の博物館に訪れたくなりました。

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展示物が夜動き出すのに、不気味ではない自然史博物館日が落ちると展示物が動き出す美術館なんて、一見ホラーとしか思えないでしょう。しかし、ここの美術館がホラーとならないのは、展示物たちが自分たちを実際に存在しているものとして考えているからかもしれません。彼らは大半が人形ですが、オリジナルの記憶を持っていて、その記憶に即して行動をしています。彼らにとっては夜が自分たちの生活する時間帯で、昼は眠っている時間帯という感覚なのでしょう。前任者の三人は、彼らに対してマニュアルをつくっています。それは彼らを一個人として扱うのではなく、一展示物として扱っていたのではないかと思わせます。マニュアルを介して展示物と接することで、毎日の警備を問題なく過ごせるようにしていたのかもしれません。それはラリーに警備を引き継いだ時に、彼らに直接引き合わせたり、説明をしなかったりしたことからもそれはうかがえますが、展示物...この感想を読む

5.05.0
  • kilyoukakilyouka
  • 208view
  • 2013文字
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