音楽祭のシーンでいつも泣いてしまう - サウンド・オブ・ミュージックの感想

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音楽祭のシーンでいつも泣いてしまう

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

修道女見習いのマリアは、活発でおよそ修道女に向かない性格。そのため、しばらく世間を見るのもいいだろうということで、ある退役軍人の母親のいない家に家庭教師として派遣されます。その家では、7人の子どもたちが、厳格な父親の元、まるで軍隊さながらの窮屈な生活を強いられていました。マリアは、父親が恋人のところに出かけている間に、子どもたちに歌う楽しさをはじめ、子どもらしく遊ぶことを伝えていきます。歌を愛する心は、妻の死に凍りついていた父親の心も溶かし、やがて2人の間には恋が芽生え……苦悩する会いを受け入れることを決めたマリアだが、戦争の暗い影が忍び寄ります。 亡命を決意した家族は、音楽祭で歌を披露します。そこで、厳格な父が、国の象徴である『エーデルワイス』を歌う時、感無量で歌うことができなくなります。そこに寄り添う家族たち。このシーンは何度見ても、涙が浮かんでしまいます。 現実のマリアは理想的な女性とは言い難かったようですが、私の中ではいつも明るく、前向きなこの作品のマリアがマリアです。そして、落ち込んだ時、この映画を観て、思い切り泣いて、元気を取り戻させてもらっています。

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他のレビュアーの感想・評価

素晴らしい音楽とロケーションに彩られた永遠のスタンダード

映画における原体験となる作品個人的に、そしておそらく私のような人は世の中にたくさんいるのだろうと思われますが、「サウンド・オブ・ミュージック」は、私の映画における原体験のひとつです。このマスターピースについて、一体どこから語ればいいのやら。そういう特別な作品です。母親から与えられて初めて見たのは、小学校2、3年生の頃。本作は1965年の作品なので、すでに公開から20年経過していたわけですが、それでも子供だった自分のとっては、「外国のお金持ち文化や、キリスト教的価値観」「ミュージカル」「第二次世界大戦とナチスドイツ」そして「大人のとても微妙な心理を含んだラブロマンス」。あまりに全ての要素が初めてづくしだったうえ、非常によく出来た楽しい作品でしたので、当時は何度も見返し、一人一人のキャストに思いを馳せ、すっかり歌もストーリーも、シーン毎のビジュアルも覚えこんでいました。同じく自分にとっての原体験...この感想を読む

4.74.7
  • kafuluikafului
  • 495view
  • 2127文字
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