サウンド・オブ・ミュージックの感想一覧
映画「サウンド・オブ・ミュージック」についての感想が13件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
素晴らしい音楽とロケーションに彩られた永遠のスタンダード
映画における原体験となる作品個人的に、そしておそらく私のような人は世の中にたくさんいるのだろうと思われますが、「サウンド・オブ・ミュージック」は、私の映画における原体験のひとつです。このマスターピースについて、一体どこから語ればいいのやら。そういう特別な作品です。母親から与えられて初めて見たのは、小学校2、3年生の頃。本作は1965年の作品なので、すでに公開から20年経過していたわけですが、それでも子供だった自分のとっては、「外国のお金持ち文化や、キリスト教的価値観」「ミュージカル」「第二次世界大戦とナチスドイツ」そして「大人のとても微妙な心理を含んだラブロマンス」。あまりに全ての要素が初めてづくしだったうえ、非常によく出来た楽しい作品でしたので、当時は何度も見返し、一人一人のキャストに思いを馳せ、すっかり歌もストーリーも、シーン毎のビジュアルも覚えこんでいました。同じく自分にとっての原体験...この感想を読む
実話を元にしたミュージカルの名作。
舞台は1930年代、第二次世界大戦直前のオーストリア。修道女のマリアは、しつけの厳しいトラップ一家に家庭教師として派遣される。明るく素直で歌の好きなマリアによって、心を開いていく子供たちだったが、戦争が始まりドイツの支配が強まってきて・・・ジュリー・アンドリュース主演の歴史に残る名作です。劇中で歌われる歌は、ドレミの歌をはじめ聞いたことのある名曲ばかり。懐かしくて、思わず口ずさんでしまいます。オーストリアの美しい自然と完成度の高いミュージカルシーンを堪能するとともに、家族愛の素晴らしさや自由の意味などについて考えさせてくれる作品です。
名曲揃い、名作中の名作ですね
最初にこの映画を観たのは12歳頃だったでしょうか。子供の頃に親から観せられたのですが、ストーリーも音楽もとにかくいいと思いました。シスターたちの歌うクライムエブリーマウンテン♪は美しかったですし、ドレミの歌や私のお気に入り、エーデルワイスなど、素晴らしい曲がいっぱい詰まっています。大人になってから観ると、さらにこの映画の素晴らしさがわかるんですよね。修道院を出ようと決意し、それを認めて応援するシスター。子どもたちのかわいさとトラップ氏の素敵さ。そして、なんといっても合唱団としてのパフォーマンスですね。あんな合唱団があったらいいな~、聴きにいってみたいものだ、と真剣に思ってしまいます。スイスの景色も美しい。
歌を聴くと笑顔になります!
昔から大好きな映画です。 子どもが観ても、大人が観ても、物語に引き込まれ、そして一緒に歌いたくなる、そんな映画です。私はやっぱりドレミの歌が好きで、カラオケでもよく歌ってしまいますが、とにかくメロディが綺麗で、聴いていると何だか癒されて笑顔になるのです。 あと、題名は忘れましたが、「グッバ~イ、グッバ~イ」って子どもたちがおやすみのときに歌う歌もお気に入りで、子どものときに自分でも練習してました。 みんなでハモりながら楽しく歌う。当たり前のことのようですが、気持ちが本当に晴れ晴れするんです。 歌うってすごい楽しいものなんだ!歌っていいな!って思わせてくれる映画です。 ミュージカルの原点の作品でもあるかもしれませんね。
素晴らしい自然と歌
一種のミュージカル仕立ての歌で随分と前の作品ですが、未だに色あせない魅力があります。おそらく何十年もたってもそうでしょう。 この映画の魅力は現地の自然の美しさ、素晴らしい歌の数々、そして人物の魅力と物語が上手く一つにまとまっている所です。 修道女マリアがトラップ大佐の一家に家庭教師に入って物語はすすみますが、堅苦しい昔風の教育をマリアは歌を通して解きほぐしていきます。 徐々に家族たちは馴染んでいって、マリアとトラップ大佐の仲も深まっていきます。しかし時代は彼らの幸せを許しませんでした。 ナチスがオーストリアを併合し、それに反対する大佐らはどうするか対処を迫られていきます。 最終的には厳しい時代背景をバックに、トラップ家とマリアたちは一つになって運命を切り開いていきます。 音楽の教科書にも載っている曲も外国語のままで多数登場して新鮮です。
音楽祭のシーンでいつも泣いてしまう
修道女見習いのマリアは、活発でおよそ修道女に向かない性格。そのため、しばらく世間を見るのもいいだろうということで、ある退役軍人の母親のいない家に家庭教師として派遣されます。その家では、7人の子どもたちが、厳格な父親の元、まるで軍隊さながらの窮屈な生活を強いられていました。マリアは、父親が恋人のところに出かけている間に、子どもたちに歌う楽しさをはじめ、子どもらしく遊ぶことを伝えていきます。歌を愛する心は、妻の死に凍りついていた父親の心も溶かし、やがて2人の間には恋が芽生え……苦悩する会いを受け入れることを決めたマリアだが、戦争の暗い影が忍び寄ります。亡命を決意した家族は、音楽祭で歌を披露します。そこで、厳格な父が、国の象徴である『エーデルワイス』を歌う時、感無量で歌うことができなくなります。そこに寄り添う家族たち。このシーンは何度見ても、涙が浮かんでしまいます。現実のマリアは理想的な女性...この感想を読む
ミュージカルの名作
ミュージカル映画といえば「サウンド・オブ・ミュージック」というくらい定番のミュージカル映画。実話が基になっています。この映画は家で親と一緒に観たのが最初でしたが、学校の音楽の授業か何かでも観たような記憶があります。誰もが知っている名曲の数々、マリア役のジュリー・アンドリュースの澄んだ歌声も素晴らしい。歌の好きだった母が死んでから音楽がなくなった家庭に、マリアと共に音楽が戻ってくるのは感動的です。そしてナチスドイツの影がオーストリアを覆い、ナチスの言いなりにならず、スイスに亡命する道を選んだトラップ一家が、歌の発表会で一人ずついなくなるシーンは、観ていていつもドキドキします。
なじみのある音楽で、楽しんで見られました
子供のころアニメで見たことがあるこのお話を映画で見ました。昔は戦争時代の事などに無知なまま見ていましたが、そういった暗かったり重たかったりする背景を知識として持っても、なお明るく耳になじみのある音楽が、最後まで飽きずに楽しみながら見させてくれました。 マリアの明るさと、心から人を愛する強い気持ちが、家族を一つにし、音楽という形で互いを思い合う心を実現したのだと、私は感じました。 そして、その家族のきずなが、彼らを戦争という暗いところから救ったのだとも思いました。 大人も子供も楽しんで見られる映画だと思います。一緒に歌いながら、家族愛を感じることのできる素敵な映画です。
素敵な楽曲に出会える作品です。
小学生の時に初めて見ました。修道女だったマリアがトラップ大佐の家に家庭教師として雇われ、子供たちや大佐に受け入れられ、やがて大佐と結婚して家族の一員となります。しかし、時代はナチスドイツの時代、オーストリアも戦禍に巻き込まれ、オーストリアを離れ亡命するという話です。当時の私には、そんな時代背景なんてこれっぽっちも分かりませんでした。ですが、使われている楽曲がどれも大好きで、何度も見ては頑張って覚えて一緒に歌って楽しんでいました。「ドレミの歌」や「エーデルワイス」は有名ですが、私が特に好きな歌は「もうすぐ17才」と「私のお気に入り」です。今でも時々DVDを見ています。時が経って映像は色褪せていても、素晴らしい楽曲は色褪せないですね。
小学生の頃に観て大好きになった映画
歌を愛する修道女見習いの主人公が、ある厳格な家庭の家庭教師をすることに。なかなか子どもたちはこころを開かないのですが、明るいみんなを元気にしてくれるようなキャラクターと楽しく素晴らしい歌声を通して仲良くなっていきます。歌が人に与える影響力を描いた作品です。小さな頃に音楽の授業で見て、歌の素晴らしさに気付かされた作品でもあります。エーデルワイスは授業でも、うたいましたね~。なんといっても、素晴らしい歌唱力が魅力です。歌だけでなく、内容もいい。上手い演出で作品に引きこまれて心優しくなれる癒しの作品ですね。子供からお年寄りまで家族皆で見たい心洗われる映画だと思います。
サウンド・オブ・ミュージック
子どもの頃からもう何回も見ている大好きな映画です。何回見ても感動してしまいます。「サウンド・オブ・ミュージック」といえば「ドレミの歌」、というイメージを持っている人も多いと思いますが、他にも有名な曲がたくさん使われています。「エーデルワイス」「私のお気に入り」など、スタンダードソングとして広く愛されている曲はこの作品でも需要な意味を持って使われています。トラップ兄弟がパーティーのお客様の前で披露する「さようなら、ごきげんよう」もとても可愛らしい曲ですね。私が好きなのはオープニングに主人公マリアが歌うタイトル曲の「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」です。すべてを包み込むようなこの曲を聞くと、あのアルプスの山々のシーンを思い出してしまいます。
ドはドーナツのド?
一級のミュージカル映画で、恋愛映画で、社会的な要素もあってザルツブルグの美しい風景と、ジュディーアンドリュースの歌が素敵で何度見ても飽きない映画です。初めて見たのは、高校での音楽の授業だったので長女が、郵便配達の男の子に恋をして、温室で「You are sixteen~♪」と二人で歌うところは、当時、どきどきしながら見たものです。JRのCMに使われている、「My Favorite Things」やドレミの歌、音楽の授業で習うエーデルワイスなど映画を見たことがなくても、きっと知ってる曲がたくさんあるはずぜひぜひ一度見て欲しい作品です
ミュージカル映画の金字塔
この映画を初めて見たのは、中学校の音楽の授業の時でした。当時は劇中歌は良いなと思いつつも、あまり惹かれるものはありませんでした。が、歳をとってからまた見たら、ハマってしまいました。歌はもちろん、舞台となったザルツブルグの美しい風景にうっとりしたり、主人公マリアとトラップ家の距離がだんだんと縮まっていく様にほんわかしたり。特に、戦争などの歴史的背景は、大人になってからでないと分からなかったですね。とにかく、子どもから大人まで楽しめる、まさにミュージカル映画の金字塔とも言うべき映画だと思います。1965年に公開された映画なので、多少古いと感じるところもありますが、十分楽しめます。