ウエスト・サイド物語のあらすじ・作品解説
ウエスト・サイド物語は、1961年にユナイテッド・アーティスツの配給で製作された、ロバートワイズとジェローム・ロビンスの両監督によるアメリカの青春映画である。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を題材にしたブロードウェイのミュージカルを映画化した作品で、主演の2人をナタリーウッドとリチャード・ベイマーが演じている。 この作品は、ニューヨークのウエストサイドを舞台に、対立する2つの不良グループ「ジェット団」のリーダーの親友トニーと、「シャーク団」のリーダーの妹マリアが、ダンスパーティーで出会い、恋に落ち、争い合う仲間たちの中で、叶わぬ恋に悪戦苦闘する姿を描いている。 1961年に第34回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞など、10部門を受賞したほか、同年に第19回ゴールデン・グローブ賞の作品賞、助演男優賞、助演女優賞を受賞、さらに、同年1961年には、ニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞を受賞するなど、高い評価を受けている。また、2002年にはリバイバル上映もされている。
ウエスト・サイド物語の評価
ウエスト・サイド物語の感想
過去の名作の中で、観ておいて間違いない作品の一つですね
映画や舞台が語られる中で、必ず出てくる作品の中に含まれていると思います。この作品はミュージカル仕立ての映画ですから、なにせ音楽も歌も踊りも最高なんですよね。ジェット団の踊り、マリアの歌、もう何もかもがアメリカ!な感じなんですが、私自身はじつはあんまりミュージカルが好きではないので、この映画も何となく違和感アリだったのです。しかし、当時初めて観た私は若かったんだな、と思います。だって、やっぱり改めてこの映画を観てみると、やっぱり素晴らしいですもん。とっても古い作品ではありますが、作品アーカイブとして知っておくべき作品の一つだと私は思います。この音楽はここで使われていたのか~、とか、このダンスシーンは他の作品でもよく真似られているなぁ、とか、いろんな発見があると思います。
NY版ロミオとジュリエット
現代版と呼ぶには、時間が経ちすぎた感があります。でもいつになっても、「ウエスト・サイド物語」がミュージカルにおける名作という点では今後も変わることはないでしょう。トニーとマリアの恋物語も然ることながら、劇中に散りばめられたカッコいいダンスシーンの数々に魅了されます。映画を見ていなくても、多くの人が聞いたことがあるであろうバーンスタインの音楽も歴史に残る名曲揃いです。当時の(今でも)ニューヨークの移民問題などにも切り込んでいて、決してただのミュージカル、ラブストーリーではない、社会派の一面もある映画です。ただ裏エピソードとしては、出演者の歌の吹替えで、少々もめたところもあるそうです。最近のミュージカル映画は俳優が自分で歌うことが多いですけど、当時はそうでもなかったようですね。
ミュージカル映画の最高峰
数あるミュージカル映画の中でも、名作中の名作と言っていい作品です。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」を20世紀のアメリカの下町に置き換え、若者特有の闘争心と若い男女の悲恋を、見事に描き出していると思います。ダンスシーンも素晴らしいのですが、この映画を語る上で決して外せないのは、レナード・バーンスタインの楽曲の素晴らしさです。ジェットソング、マリア、アメリカ、クール、そしてトゥナイトと、有名な曲のオンパレードです。ウエスト・サイド物語を見たことのない人でもどこかで耳にしたことのある曲だと思います。素晴らしい名曲に優れたダンスと歌、そしてスタイリッシュな演出と、ミュジーカルの教科書のような作品です。
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