愛と哀しみのボレロのあらすじ・作品解説
愛と哀しみのボレロは、1981年に公開されたクロード・ルルーシュ監督によるフランス映画で、同年のカンヌ国際映画祭でフランス映画高等技術委員会賞を受賞するなどの評価を受けた作品である。 第2次世界大戦前から1960年代にわたって、4人の人物とその家族・周囲の人間の物語を描く群像劇であり、戦争を挟んだ個々の人生がパリ、モスクワ、ニューヨークなどを舞台に世界規模で複雑に錯綜する構成となっている。劇中の4人の人物は、ロシア人バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフ、世界的指揮者のカラヤン、音楽家のグレン・ミラー、シャンソン歌手のエディット・ピアフなどいずれも実在の人物をモデルとしている。 登場人物の個々の人生が最後のバレエのチャリティ公演へと向かって収束していき、公演においてジョルジュ・ドンが演じるバレエの演目「ボレロ」によって大団円を迎える様は圧巻である。20世紀バレエ団の芸術監督でもあったジョルジュ・ドンは、この作品によってファン以外の一般にも名を知られるようになった。
愛と哀しみのボレロの評価
愛と哀しみのボレロの感想
一度見ただけでは分からない
幾つかの家族の群像劇のような映画なのですが、ちょっと複雑で、一度見ただけでは何のことなのかよく分かりません。そして何よりもDVDになっているのが劇場公開版で、本来の完全版よりも、100分も短いのだそうです。だから複雑なのではなくて、エピソードが細切れになってて、何のことだかわからないのかもしれません。偉大な音楽家4人をモデルにした映画で、戦争に翻弄された彼らの人生を映画にした大作です。圧巻なのは最後のジョルジュ・ドンというバレエダンサーが踊る「ボレロ」できることなら完全版を何度も繰り返して見て、この映画の本来の良さを理解したいなぁと思うのです。
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