最後に明かされる謎に、やられたぁ。
突然、会ったことも忘れていたような昔の知人(しかも相場師)から 5億円も遺贈されたら・・・ そんな、とんでもない事態が平凡平和な1家にふりかかってきます。 よく宝くじがあたった人が大変な目にあった、という話を聞きますが これを読んで、なるほどこんなことがあるのかと恐ろしくなりました。 お金はありすぎても困るもの。 マスコミや心無い人の誹謗中傷に家庭はボロボロ、 父母の仲は険悪、父は家出をしてしまう、ということに。 ここで謎が1つ。なぜ、相場師は母にお金を遺贈したのか。 雅男は、親友の島崎と謎解きを開始します。 なかなか明らかにならない謎が気になって一気に読んでしまいました。 最後にバタバタっと謎が明らかになるのですが そのあとの、思わぬ謎の裏側には驚かされました。そんなことが!と。 ただ、謎解きする少年、雅男と島崎に あまり特徴がないためか、惹かれるということがなく 続編があったら読みたい、とまでは思わなかったのが残念でした。
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