「キャンディ・キャンディ」とは
大人の方は、一度はアニメで見たことがあるかと思います。
孤児院の前で捨てられていたキャンディが周囲の偏見にも負けず、強く明るく成長していく物語です。
昔の少女漫画といえば、好きな人との恋は実る、実った後は結婚してめでたしめでたし、とゆうものでした。しかし、この「キャンディ・キャンディ」は好きの人との恋が実ったとたんにその相手は死んでしまうし、次に好きになった人は好き合っているんだけれど、相手の男の方のしがらみでうまくいかない…なんて、いったいキャンディはいつになったら幸せになるんだーとヤキモキしたものです。
しかし、いろいろあってキャンディも成長して、もう大人というころになって、絶えずチラチラ出ていたロバートおじさんが、実はキャンディの初恋の人で、キャンディの援助も陰ながらしていた、足長おじさんということがわかって、最後はこのロバートおじさん(実は若い)とめでたしめでたし、なんですが、最後の終わり方は、特に結婚式があるわけではなく、実にさわやかに、あっけらかんと終わってしまうのです。それまで王道の少女漫画を読んできた当時小学生だった私は、物足りなく思ったものですが、今の私だったら、それもありかと思えるのです。
結局、初恋の人と結ばれた(?)わけなので、「キャンディ・キャンディ」は、昔の少女漫画の王道をいっていたのですね。
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